名誉としての議席
近世イングランドの議会と統治構造

はじめに
序章 テューダー朝期イングランドの統治機構と政治社会 一 テューダー朝期における統治機構 二 議会の形成過程と制度的概観 三 ジェントリという階層 四 テューダー朝期イングランドにおける統治技法 五 小括
第一章 近世イングランド議会史研究の現状と課題 一 学説史 二 議員選出要因をめぐる諸問題 三 小括
第二章 議会儀礼 一 問題の所在 二 議会行進 三 礼拝式 四 小括
第三章 下院の議事手続 一 問題の所在 二 議事手続関連史料 三 法案審議過程 四 委員会制度の成立をめぐって 五 下院議長の権能 六 小括
第四章 下院議席の創設 一 問題の所在 二 新議席選出議員における議会活動の全般的検討 三 活動的議員 四 議会内発言に見る活動動機 五 小括
第五章 議員と選挙区との関係 一 問題の所在 二 分析の枠組み 三 調査結果の検証 四 三つの議員グループ 五 小括
終章 近世イングランド議会史の再構築に向けて 一 本書の結論 二 今後の展望 【捕遺一】ジョン・フッカー『イングランド議会運営のための議事規則と慣行』試訳 【捕遺二】W・ランバード『下院の議事手続および特権に関する覚え書き』試訳
あとがき 主要参考文献 索引
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