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目次
徳富蘇峰とアメリカ
A5判/上製/784頁
初版年月日:2011/03/30
ISBN:
978-4-7664-1806-4
 
(4-7664-1806-9)
Cコード:C3021
税込価格:8,800円
拓殖大学研究叢書(社会科学)36
徳富蘇峰とアメリカ

目次

前編 日露戦争前
第一章 少年期の「アメリカ」受容
 はじめに
 一 アメリカの知識を得るまで
 二 アメリカとの接触―熊本洋学校時代
 三 アメリカへの敬意―同志社英学校時代
 四 アメリカへの嫌悪感の萌芽
 おわりに

第二章 青年期のアメリカへの憧憬と抵抗
 はじめに
 一 西洋列強のアジア進出への危機感
 二 西洋への抵抗とアメリカの理想化
 三 アメリカ認識における二重の視線
 おわりに

第三章 明治二十年代の大日本膨脹論とアメリカ
 はじめに
 一 西洋列強からの重圧感と屈辱感
 二 大日本膨脹論とエマソンの応用
 三 アメリカとの膨脹衝突への予感
 おわりに

第四章 アメリカ旅行
 はじめに
 一 アメリカにいたるまで(T)―横浜からロンドンへ
 二 アメリカにいたるまで(U)―ヨーロッパ大陸周遊
 三 アメリカ体験と帰国後
 おわりに

第五章 明治三十年代のアメリカとの同盟論
 はじめに
 一 アメリカへの接近―日英米同盟論と親米キャンペーン
 二 アメリカへの共感―エマソンとローズヴェルトの影響
 三 アメリカへの不安―日米海上権力競争とマハンの影響
 おわりに

後編 日露戦争後
第一章 第一次世界大戦期のアメリカからの脅威感
 はじめに
 一 アメリカへの不安―「日米衝突と人種戦争」
 二 アメリカへの抵抗―「亜細亜モンロー主義」
 三 アメリカへの敬愛―「米国魂と自恃の精神」
 おわりに

第二章 ワシントン会議後のアメリカへの怒りと敬愛
 はじめに
 一 アメリカの「資本的帝国主義」に対する不安
 二 排日移民法の衝撃とユーラシア大陸への傾斜
 三 ロンドン海軍会議をめぐる危機感と対米研究
 おわりに

第三章 日中戦争前の日米親交論
 はじめに
 一 日米親交論の復活
 二 日米親交の条件(T)―日本の特殊位地の承認
 三 日米親交の条件(U)―人種と海軍軍備の平等
 おわりに

第四章 日米戦争
 はじめに
 一 日米戦争に至るまで(T)―日米通商航海条約の廃棄通告
 二 日米戦争に至るまで(U)―対日経済制裁と戦争への傾斜
 三 対米戦勝利への提言
 おわりに

第五章 敗戦後の日米同盟論の復活
 はじめに
 一 敗戦と占領の衝撃
 二 アメリカへの弁明
 三 対米批判と提携論
 おわりに―「待五百年之後」

補編
第一章 アメリカ人との交流(T)
  はじめに
 一 エドウィン・L・ゴドキン
 二 チャールズ・E・ノートン
 三 ジョージ・ケナン
 おわりに

第二章 アメリカ人との交流(U)
 はじめに
 一 ウィリアム・J・スティルマン
 二 メリマン・C・ハリス
 三 ラーネッドとデントン
 おわりに

第三章 蘇峰における連続性と非連続性
 はじめに
 一 対米観の萌芽と形成
 二 日米同盟論の提唱期
 三 日米提携論の挫折期
 四 対米避戦から宣戦へ
 五 日米同盟論の復活期
 おわりに

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あとがき
索引
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