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目次
救国、動員、秩序
A5判/上製/320頁
初版年月日:2010/09/10
ISBN:
978-4-7664-1769-2
 
(4-7664-1769-0)
Cコード:C3331
税込価格:4,180円
救国、動員、秩序
変革期中国の政治と社会

目次

総論――救国、動員、秩序   高橋伸夫

第1章 宣講所と文化館のあいだ
    ――近代天津における「社会教育」と中国革命   戸部健
 はじめに
 I 中華民国期「社会教育」の概要
 II 中華民国期天津における「社会教育」
 III 1950年代初期における「社会教育」
 おわりに
 
第2章 党と国家の困難な関係――中国国民党の訓政建設   岩谷將
 はじめに
 I 革命から統治へ
 II 権力構造のデザイン
 III 戦時下の党国体制
 おわりに

第3章 軍隊建設にみる秩序再編と動員の関係――1920年代広東の事例を中心に
    阿南友亮
 はじめに
 I 中国共産党の初期軍隊建設構想
 II 軍隊の基盤形成の試み――農民自衛軍の事例
 III 中国共産党初期の武装闘争と動員
 おわりに

第4章 近代広東の民衆組織と革命
    ――匪賊的行動様式の観点から 蒲豊彦
 はじめに
 I アウトローの辛亥革命
 II 農民の国民革命
 III 匪賊化する農民運動
 おわりに

第5章 20世紀初頭の中国都市における「民衆運動」の再検討
    ――武漢を事例に   衛藤安奈
 はじめに
 I 分析の視角
 II 北伐以前の民衆運動――「愛国」運動
 III 北伐以前の民衆運動――労働者運動
 おわりに

第6章 党、農村革命、両性関係   高橋伸夫
 はじめに
 I 歴史的文脈
 II 革命根拠地における「婚姻のアナーキー」をめぐって
 おわりに

第7章 革命の財政学
    ――財政的側面からみた日中戦争期の共産党支配   一谷和郎 
 はじめに
 I 革命根拠地の収入
 II 革命根拠地の支出
 III 抗日戦争と財政――革命根拠地の存立をめぐって
 おわりに

第8章 抗戦、建国と動員
    ――重慶市動員委員会を事例として   段瑞聡
 はじめに
 I 重慶市動員委員会の成立と組織構造
 II 重慶市動員委員会の経常工作――国民精神総動員運動の推進
 III 重慶市動員委員会の中心工作
 VI 動員をめぐる問題点
 おわりに

第9章 食糧徴発と階級闘争
    ――国共内戦期東北解放区を事例として   角崎信也 
 はじめに
 I 共産党の食糧徴発政策の概況と東北農村
 II 階級闘争下の食糧徴発――1947年度を中心として
 III 食糧徴発の代償
 おわりに

第10章  建国初期の政治変動と宗族
    ――江西省寧岡県、1949−1952年   鄭浩瀾
 はじめに
 I 動員の背景と方法
 II 動員と宗族
 おわりに

第11章 江南基層社会からみた土地改革前史・序説
    ――旧松江府の図正と帰戸併冊   山本英史
 はじめに
 I 旧松江府の沿革
 II 図正の履歴
 III 土地改革と図正
 おわりに

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