福澤諭吉 家庭教育のすすめ
まえがき
第一章 福澤諭吉の生涯―その素描―
第二章 福澤は家庭教育を重視した
第三章 福澤の教育への意欲をかきたてたもの――幕末日本の対外的危機感のなかで―― 第四章 福澤の教育観と家庭観――その一端―― 第五章 なぜ家庭教育が大切なのか 1 子供の成長発達の側面から見て――家庭は習慣の学校なり―― 2 社会的側面から見て――家庭は社会の学校なり――
第六章 福澤が強調した家庭教育の要点 1 「獣身を成して後に人心を養う」――健康こそ独立の基本―― 2 「衣服 下駄 傘の始末もす可し」――生活の実際で学ばせる―― 3 子供には分かりやすく、面白く学ばせるのがよい――興味と理解を通して知力を開発―― 4 「父兄は子弟に独立を教え、教師は生徒に独立をすすめ……」 5 「子供ながらも卑劣なことをしたり卑しいことばをまねたりすればこれをとがむるのみ」 ――子供の品格を高くする―― 6 家庭教育は厳しいのと寛かなのとどちらがよいか
第七章 福澤は孝行をどう考えていたか
第八章 伝統的男尊女卑論の批判
第九章 福澤の父と母
第十章 父親としての配慮
第十一章 福澤は教育の力をどう考えていたか
第十二章 今日に生かす福澤の家庭教育論 あとがき
付録 私のささやかな子育て論 ゆとり/幼稚舎時代は「手段」ではない/子育て・常識・判断力/わが家はわが家/豊かさの中での子育て/子育ての道すじ/叱り方/子供の身のほど(1)/子供の身のほど(2)/「良家の子女」/子供への理解/子育ての総論と各論(1)/子育ての総論と各論(2)
父母に語る――子供の幸せ―― 幼児教育の大切さ だいじなこと三つ 音楽会から 一つの想い 内と外のけじめ 親と子の間柄 雷 家庭教育
卒業生のみなさんへ 三つの約束 社会の一員 努力をかさねる 自分の頭で
幼稚舎生に語る 幼稚舎の新年――新年度を迎えて―― どうすごしますか?――夏休みを迎えて―― けじめということ――夏休みを終えて―― 勉強での勇気――二学期を迎えて―― 「独立の気力」を高めよう しっかりした心で進もう――学年末に―― 追憶 私の幼稚舎生時代 山岳部 集団疎開・幼稚舎・塾風 教員室のソファーで 吉田小五郎先生を偲んで 自由在不自由中 編者解説(山内慶太)
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