テロとインテリジェンス
覇権国家アメリカのジレンマ

序章
一章 九・一一の衝撃――ブッシュ政権、テロ対策の時代へ 一 九・一一アメリカ同時多発テロ事件 二 アメリカの新しい脅威――アルカイダとオサマ・ビンラディン 三 九・一一の反省点 四 「テロとの戦い」――テロに対する国際的取り組み
二章 諜報――インテリジェンス改革 一 九・一一の予防失敗とインテリジェンス研究からの批判 二 アメリカのインテリジェンス・コミュニティの任務 三 CIAの改革 四 国家情報長官(DNI)の創設 五 NCTC――インテリジェンスの統合と情報共有 六 NSA――情報監視体制の強化
三章 監視――国土安全保障における民主主義と監視社会の葛藤 一 DHS――総合的テロ対策と国土安全保障 二 FEMA――監視と予防へのシフト 三 テロ監視体制 四 監視活動・諜報活動における安全・安心 vs 自由・人権 四章 警報――テロ・災害対策としての警報システム 一 テロ警報システム(HSAS) 二 生物剤感知計画(バイオウォッチ・プログラム) 三 FCCにおける緊急警報システム(EAS)
五章 対応――テロ・災害の事後対応とファースト・レスポンダー対策 一 地域防災とファースト・レスポンダー対策 二 FBI――JTTF、NJTTFにおけるテロ対策 三 TOPOFF――テロの事後対策のための訓練 四 事案指揮システム(ICS) 五 州レベルの危機管理体制――カリフォルニアとオクラホマの事例
六章 報道――テロリズムとメディアの問題 一 テロリズムとマスコミ――テレビ、新聞等のジャーナリズム 二 テロリズムとインターネット
七章 オバマ政権の誕生 終章 日本における危機管理に向けて
あとがき 参考文献 索引
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