ニコラ・プッサン
絵画的比喩を読む
序
第1章 プッサンと古代美術 I はじめに II プッサンと古代美術の関係についての諸見解 III 「マルスとウェヌス」の図像伝統と寓意的意味 IV プッサン作《マルスとウェヌス》の図像分析 V プッサンの「絵画的比喩」と古代美術 VI 本章の結び――古代受容と「絵画的比喩」
第2章 作品の意味生成――リシュリュー城「王の陳列室」の装飾における《バッコスの勝利》と《パンの勝利》 I はじめに II 先行研究と問題の所在 III リシュリュー城「王の陳列室」の再構成と部屋の性格 IV マントヴァの作品入手と当初の装飾構想 V プッサン作《バッコスの勝利》の作品分析 VI プッサン作《パンの勝利》の作品分析 VII プッサンの作品とマントヴァの作品の形式的対応 VIII 「王の陳列室」内でのマントヴァの作品群 IX プッサンの作品とマントヴァの作品の対応――「王の陳列室」装飾全体の意味 X 本章の結び
第3章 プッサンとフランス古典主義の形成――画家の戦略の観点から I はじめに II 先行研究と問題の所在 III プッサン作《ネプトゥネスの勝利》の作品分析 IV 《連れ去られるリナルド》と《アイネイアスに武具を指し示すウェヌス》に見る古代美術とラファエッロの受容 V 本章の結び――プッサンとフランス古典主義
おわりに
注 あとがき 文献目録 付録――フランス語要旨・目次 人名索引 事項索引
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