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目次
コミュニケーションの支援と授業づくり
A5判/並製/240頁
初版年月日:2008/08/25
ISBN:
978-4-7664-1410-3
 
(4-7664-1410-1)
Cコード:C2037
税込価格:2,420円
コミュニケーションの支援と授業づくり

目次

第1章 肢体不自由教育におけるコミュニケーションの支援
第1節 コミュニケーションの指導・支援の基本的枠組み
   1 肢体不自由のある子どもの教育的ニーズ
   2 AACの考え方と様々な表現手段
   3 コミュニケーションの指導・支援と授業づくり
   4 授業の展開とコミュニケーションの指導・支援
   5 家庭と学校との連携
   6 系統性のあるコミュニケーションの指導・支援

第2節 表出から表現へ――関係の中で変わる子どもの表現活動
   1 生きた身体に内在する表出する力
   2 周囲他者の応答によって変化する子どもの表出や反応
   3 子どもの「思い」を受けとめることが対応の基本
   4 「いや」と「違う」という表現
   5 指差し表現の現れ
   6 周囲他者の活動を取り込むかたちでの表現活動
   7 乳児期の表現活動の集大成としてのことば

第3節 ことばの発達と評価
   1 ことばの発達を支える機能
   2 ことばの発達
   3 評価

第4節 肢体不自由児の言語
   1 言語・コミュニケーション発達の評価の視点
   2 評価と支援の実際

第5節 AACの基礎と実際
   1 AACとは何か
   2 コミュニケーション手段の実際
   3 パソコンを用いたコミュニケーション

第2章 より良い授業づくりをめざして
第1節 授業改善につながる授業計画・展開・評価
   1 肢体不自由教育における授業とは
   2 各教科等の指導計画
   3 授業のための計画(指導案)
   4 授業の評価とその改善
   5 より良い授業をめざして

第2節 学校を元気にする授業研究のこつ
   1 楽しく授業をつくるために
   2 授業を考えるにあたって、広い視点と高い理念を
   3 授業研究のこつ・その1:PLANの段階
   4 授業研究のこつ・その2:DOの段階@
   5 授業研究のこつ・その3:DOの段階A
   6 授業研究のこつ・その4:SEEの段階
   7 授業は、子どもへのプレゼンテーション

第3節 身につけたい教科の基礎・基本と評価
   1 肢体不自由教育における教科の基礎・基本
   2 適切な実態把握
   3 目標設定と指導計画の作成
   4 評価方法の確立

第4節 教材・教具の基本:意義と活用
   1 教材・教具の開発・活用の基本的考え方
   2 「つかむ、はなす」教材のあり方
   3 初期の系統的弁別学習の指導事例
   4 コミュニケーションとしての教材・教具を用いた学習

第5節 自立活動の実践と教師の専門性
   1 学びと自立活動
   2 暮らしと自立活動
   3 子どもの内面と自立活動

第3章 障害に応じた授業の実践
第1節 重複障害児へのAACアプローチによるコミュニケーション指導
   1 事例の概要
   2 指導の経過
   3 指導のまとめとポイント

第2節 「自立活動の時間の指導」と「自立活動の指導」を密接に関連づけた指導
     ――QOLの向上をめざして
   1 指導計画作成にあたって
   2 題材名は「見・手・指・マ・シュ〜」
   3 実生活で使えてこそ意味のある授業
   4 指導の実際
   5 理学療法士等との連携
   6 全面的な支援から「自分で食べる」楽しみへ

第3節 重複障害児の自立に向けたアシスティブテクノロジーの活用
   1 特別支援教育とアシスティブテクノロジー
   2 アシスティブテクノロジーの活用
   3 一人一人に合った自立のスタイル

第4節 高等部訪問教育における卒業後を見通した取り組み
   1 個別の指導計画の作成
   2 指導方針の決定
   3 教育課程と指導目標
   4 指導の経過
   5 卒業後の生活につながる指導

第5節 自己の内面を見つめる文芸活動(作文)の取り組み
   1 自己の内面を見つめる
   2 個別の事例:A君の場合
   3 個別の事例:Bさんの場合
   4 個別の事例:Cさんの場合
   5 文芸活動と生徒の成長

第6節 個別の指導計画に基づく授業づくり――指導計画による授業間の連携
   1 個別の指導計画の作成
   2 授業づくりのポイント
   3 指導事例
   4 まとめと今後の課題

第7節 「自分から勉強を進める子ども」を育てるために――学習計画表を活用した国語科の指導
   1 学習計画表を取り入れた理由
   2 学習計画表の形式
   3 単元展開の実際
   4 「学習計画表」の作成への児童の参画
   5 「学習計画表」を活用する上でのポイント
   6 学習進度を確保できた理由


Coffee Break
   AAC/コミュニケーション支援ボード/Q & A 障害の重い子どもの教育とは/
   NRTとCRT/手作りの教材・教具―私の工夫―/語用論的アプローチ/
   手作りの教材・教具「ボウリングゲーム」/「電動カー」を使って、自分で動いてみよう!!
   /手作りの教材・教具「ブクブク」/高等教育機関における障害学生支援

巻末資料
   肢体不自由教育に関する基礎的文献
   用語解説
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