コミュニケーションの支援と授業づくり

第1章 肢体不自由教育におけるコミュニケーションの支援 第1節 コミュニケーションの指導・支援の基本的枠組み 1 肢体不自由のある子どもの教育的ニーズ 2 AACの考え方と様々な表現手段 3 コミュニケーションの指導・支援と授業づくり 4 授業の展開とコミュニケーションの指導・支援 5 家庭と学校との連携 6 系統性のあるコミュニケーションの指導・支援
第2節 表出から表現へ――関係の中で変わる子どもの表現活動 1 生きた身体に内在する表出する力 2 周囲他者の応答によって変化する子どもの表出や反応 3 子どもの「思い」を受けとめることが対応の基本 4 「いや」と「違う」という表現 5 指差し表現の現れ 6 周囲他者の活動を取り込むかたちでの表現活動 7 乳児期の表現活動の集大成としてのことば
第3節 ことばの発達と評価 1 ことばの発達を支える機能 2 ことばの発達 3 評価
第4節 肢体不自由児の言語 1 言語・コミュニケーション発達の評価の視点 2 評価と支援の実際
第5節 AACの基礎と実際 1 AACとは何か 2 コミュニケーション手段の実際 3 パソコンを用いたコミュニケーション
第2章 より良い授業づくりをめざして 第1節 授業改善につながる授業計画・展開・評価 1 肢体不自由教育における授業とは 2 各教科等の指導計画 3 授業のための計画(指導案) 4 授業の評価とその改善 5 より良い授業をめざして
第2節 学校を元気にする授業研究のこつ 1 楽しく授業をつくるために 2 授業を考えるにあたって、広い視点と高い理念を 3 授業研究のこつ・その1:PLANの段階 4 授業研究のこつ・その2:DOの段階@ 5 授業研究のこつ・その3:DOの段階A 6 授業研究のこつ・その4:SEEの段階 7 授業は、子どもへのプレゼンテーション
第3節 身につけたい教科の基礎・基本と評価 1 肢体不自由教育における教科の基礎・基本 2 適切な実態把握 3 目標設定と指導計画の作成 4 評価方法の確立
第4節 教材・教具の基本:意義と活用 1 教材・教具の開発・活用の基本的考え方 2 「つかむ、はなす」教材のあり方 3 初期の系統的弁別学習の指導事例 4 コミュニケーションとしての教材・教具を用いた学習
第5節 自立活動の実践と教師の専門性 1 学びと自立活動 2 暮らしと自立活動 3 子どもの内面と自立活動
第3章 障害に応じた授業の実践 第1節 重複障害児へのAACアプローチによるコミュニケーション指導 1 事例の概要 2 指導の経過 3 指導のまとめとポイント
第2節 「自立活動の時間の指導」と「自立活動の指導」を密接に関連づけた指導 ――QOLの向上をめざして 1 指導計画作成にあたって 2 題材名は「見・手・指・マ・シュ〜」 3 実生活で使えてこそ意味のある授業 4 指導の実際 5 理学療法士等との連携 6 全面的な支援から「自分で食べる」楽しみへ
第3節 重複障害児の自立に向けたアシスティブテクノロジーの活用 1 特別支援教育とアシスティブテクノロジー 2 アシスティブテクノロジーの活用 3 一人一人に合った自立のスタイル
第4節 高等部訪問教育における卒業後を見通した取り組み 1 個別の指導計画の作成 2 指導方針の決定 3 教育課程と指導目標 4 指導の経過 5 卒業後の生活につながる指導
第5節 自己の内面を見つめる文芸活動(作文)の取り組み 1 自己の内面を見つめる 2 個別の事例:A君の場合 3 個別の事例:Bさんの場合 4 個別の事例:Cさんの場合 5 文芸活動と生徒の成長
第6節 個別の指導計画に基づく授業づくり――指導計画による授業間の連携 1 個別の指導計画の作成 2 授業づくりのポイント 3 指導事例 4 まとめと今後の課題
第7節 「自分から勉強を進める子ども」を育てるために――学習計画表を活用した国語科の指導 1 学習計画表を取り入れた理由 2 学習計画表の形式 3 単元展開の実際 4 「学習計画表」の作成への児童の参画 5 「学習計画表」を活用する上でのポイント 6 学習進度を確保できた理由
Coffee Break AAC/コミュニケーション支援ボード/Q & A 障害の重い子どもの教育とは/ NRTとCRT/手作りの教材・教具―私の工夫―/語用論的アプローチ/ 手作りの教材・教具「ボウリングゲーム」/「電動カー」を使って、自分で動いてみよう!! /手作りの教材・教具「ブクブク」/高等教育機関における障害学生支援
巻末資料 肢体不自由教育に関する基礎的文献 用語解説
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