サンゴ礁の景観史
クック諸島調査の論集

はじめに 1. サンゴ礁の景観史(近森 正)
第I部 どこからきたか 2. 東ポリネシアの初期居住に関する自然史的背景(森脇 広) 3. 環礁における人間の初期居住(近森 正)
第II部 すみかを創る 4. すみかを創る−サンゴ礁の形成と人間居住−(近森 正) 5. ヒクが植えた椰子の樹−北部クック諸島における地形発達と先史遺跡−(近森 正) 6. ヘヌア・村のある島−環礁州島の地形発達と人間居住−(近森 正)
第III部 資源を利用する 7. 環礁の植生変化と人間居住(近森 正) 8. 環礁のピット農耕(近森 正) 9. クロチョウガイをめぐる環礁の文化史−北部クック諸島プカプカ環礁の考古学調査−(山口 徹)
第IV部 歴史をつくる 10. 島のおきて−環礁社会の資源管理と危機対応−(近森 正) 11. 死者と釣針−プカプカ環礁の民族考古学−(近森 正) 12. マラエに読む先史時代の文化景観−トンガレヴァ環礁の祭祀遺跡−(山口 徹) 13. 生存のための伝統−ナサウ島をめぐる領有問題−(近森 正・塩崎 豊) 14. プカプカ島の民話(塚本晃久)
第V部 現在に生きる 15. MIRAB社会における文化の在り処−ポリネシア・クック諸島の文化政策と伝統回帰運動−(棚橋 訓) 16. プカプカ語の遠称の指示表現(塚本晃久) 17. クック諸島出土ポリネシア人の人類学的研究(吉田俊爾)
第VI部 高い島のくらし 18. 先史ラロトンガ社会の内陸利用(山口 徹・朽木 量) 19. 山のマラエ・海のマラエ−東ポリネシア・ラロトンガ島の祭祀遺跡(山口 徹) 20. 山に登るオオハマボウ−海洋島の植生変化と人間居住(近森 正)
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