流通と消費者
第1部 現代日本の流通システム 第1章 流通と消費者 1 経済の仕組みと生産・流通・消費の概念 1-1 経済の仕組みと活動 1-2 市場経済 1-3 国民生活を構成する経済主体 1-4 経済の営みと生産・流通・消費 2 流通・マーケティングと消費者 2-1 流通の地位 2-2 流通を担当する諸機関 2-3 流通とマーケティング活動 2-4 消費者志向のマーケティング 2-5 消費者概念 3 消費者利益・社会利益と流通の役割 3-1 消費者利益の重要性の高まり 3-2 消費者利益のテーマ 3-3 マーケティング概念の拡張と進化 3-4 企業を見る目の変化と企業の役割モデル 4 消費市場の環境変化と消費者起点の流通 4-1 消費市場の環境変化 4-2 消費者起点流通の牽引者としての自己認識 4-3 新しい取引と競争秩序の確立 4-4 生活様式の提案と小売業態の開発
第2章 流通と商業 1 流通の概念 1-1 歴史的概念としての流通 1-2 物々交換 1-3 商品流通 2 生産と消費の懸隔と架橋 2-1 人的懸隔と架橋 2-2 場所的懸隔と架橋 2-3 時間的懸隔と架橋 2-4 情報懸隔と架橋 3 直接流通と間接流通 3-1 流通の2形態 3-2 生産者と取引費用 3-3 消費者と取引費用 4 商業者の介在根拠 4-1 売買集中の原理 4-2 探索費用の節減効果 4-3 交渉費用の節減効果
第3章 流通チャネル 1 流通チャネルの役割 2 流通チャネルの構築と政策 2-1 伝統的チャネルと垂直的チャネルの違い 2-2 流通チャネルの構築 2-3 チャネル政策の類型 3 流通チャネルの事例 3-1 家電製品 3-2 化粧品 4 メーカー主導型流通システム 4-1 メーカー主導型流通システムの特徴 4-2 メーカー主導型流通システムのメリット 4-3 メーカー主導型流通システムのデメリット 4-4 メーカー主導型流通システムの動向 5 小売主導型流通システム 5-1 小売主導型流通システムの特徴 5-2 新業態と小売形態発展の理論 6 流通チャネルの変化と消費者 6-1 流通チャネルと消費者 6-2 流通チャネル・モードの変化
第4章 流通と情報 1 技術革新による流通の変化 1-1 過去の技術革新が流通に与えた影響 1-2 ICTが流通に与えた影響:1980-1990年代 2 現代の市場環境と関係性マーケティング 2-1 関係性マーケティングとは 2-2 ワン・トゥ・ワン・マーケティングの台頭と限界 3 現代におけるICTの流通に与える影響 3-1 ICTを活用した流通の実際 3-2 ICTを活用した関係性マーケティングの未来 4 情報と消費者
第5章 流通の国際化 1 流通国際化の意味 2 流通機関レベルの流通国際化 2-1 生産者による流通国際化 2-2 卸売業者による流通国際化 2-3 小売業者による流通国際化 2-4 消費者による流通国際化 3 市場の国際化 3-1 卸売市場の国際化 3-2 小売市場の国際化 4 現代日本における流通国際化の課題 4-1 日本の小売業者の海外市場参入 4-2 日本の小売市場への海外小売業者参入
第6章 卸売商業 1 卸売と消費者 2 卸売機関が遂行を求められる流通機能 3 卸売機関の存在根拠とその意義 3-1 取引総数最小化の原理 3-2 不確実性プールの原理 3-3 情報縮約・整合の原理 3-4 分化と統合 4 卸売機関の諸類型 4-1 所有権をもつか否かの分類 4-2 流通機能の程度による分類 4-3 所有権をもたない卸売機関の分類 4-4 生産者の販売組織 4-5 系統販売卸売機関 4-6 統合・協業的卸売機関 4-7 活動地域による分類 4-8 流通段階にもとづく分類 4-9 商社 5 卸売市場制度 6 卸売商業経営の方向性
第7章 小売商業 1 小売商業と消費者 2 日本の流通の特徴と小売商業 2-1 日本型流通システム 2-2 流通系列化 3 日本の小売商業の変化 4 小売商業の分類 4-1 小売業種 4-2 小売業態 5 小売商業の将来
第8章 流通システムの国際比較 1 流通のグローバリゼーション 2 グローバリゼーションと消費者 2-1 普遍的な消費者の姿 2-2 固有的な消費者の姿 3 国際比較の意味と課題 3-1 比較の意味 3-2 国際比較の課題 4 比較流通論の変遷 4-1 経済発展と流通の役割 4-2 流通の構造と成果 4-3 流通の国際化 5 流通システムの国際比較における基本的視角 5-1 普遍主義的見解 5-2 固有主義的見解 5-3 流通機構・流通システム・流通構造 5-4 国際比較の基本的視角
第2部 現代日本の流通政策 第9章 流通と政府 1 流通政策の概念 1-1 流通政策の概念 1-2 政策主体としての政府 2 流通政策形成のメカニズム 2-1 政策形成のメカニズム 2-2 政策形成の主体 2-3 政策形成の動機 3 流通政策の目標と評価基準 3-1 経済政策としての流通政策の目標 3-2 流通政策固有の目標と消費者 3-3 流通政策の価値基準 4 日本の流通政策の特徴 4-1 行政指導優先の保護的経過政策 4-2 政策手段の体系性の欠如 4-3 流通政策の体系 5 日本の流通政策の転換と消費者 5-1 日本の流通政策の展望 5-2 流通システムと消費者
第10章 流通政策の経緯 1 流通政策の原型 2 中小小売商業の保護政策 3 流通近代化政策 4 出店調整時代 4-1 「70年代における流通」中間答申の流通政策の方向 4-2 中小小売商業振興法 4-3 大規模小売店舗法 5 規制緩和時代 6 規制緩和から競争の時代へ 7 21世紀に向けた流通政策 7-1 『21世紀に向けた流通ビジョン』における流通政策 7-2 流通政策の転換
第11章 流通調整政策 1 大型店規制政策の転換 2 流通調整政策 2-1 流通政策の目的と本質 2-2 流通調整政策 3 わが国流通調整政策の推移 3-1 第1次百貨店法 3-2 第2次百貨店法 3-3 大店法 4 流通調整政策と消費者利益
第12章 流通振興政策 1 地域商業と消費者 1-1 商業政策への地域的視点の導入 1-2 流通の社会的有効性の評価 1-3 中小小売商業振興政策からまちづくり政策へ 2 中小小売商業振興法 2-1 中小小売商業振興法制定の背景 2-2 中小小売商業振興法による高度化事業 3 中心市街地活性化法 3-1 まちづくり3法の制定 3-2 中心市街地活性化法改正の背景 3-3 中心市街地活性化法の主な改正点 4 改正都市計画法 4-1 特別用途地区・特定用途制限地域による大型店出店規制 4-2 大規模集客施設の郊外出店規制の導入 5 まちづくりと消費者
第13章 流通競争政策 1 独占禁止法の概要と特徴 1-1 独占禁止法の意義と目的 1-2 独占禁止法改正とその背景 2 独占禁止法と流通問題 2-1 独占禁止法と流通系列化問題 2-2 ブランドによる市場支配 2-3 大規模小売業による流通支配 3 競争政策と消費者
第14章 流通政策の国際比較 1 流通政策の国際比較の意義 1-1 流通の国際比較 1-2 流通政策の国際比較の意義 1-3 流通政策と消費者利益 2 流通政策の2つのタイプ 2-1 資本主義経済と流通政策の展開 2-2 流通政策の2つのタイプ 3 欧米の流通政策 3-1 フランス 3-2 イギリス 3-3 ドイツ 3-4 アメリカ
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