ロシアの市民意識と政治

巻頭言 安西祐一郎 刊行にあたって 小林 良彰 序 横手慎二・上野俊彦
第1章 ロシアの「政党法」と政党制−プーチン政権下における――党優位体制の制度的背景 上野俊彦 はじめに I ロシアの「政党法」 II プーチン政権下におけるロシアの政党制の展開 III むすびにかえて――ロシアの一党優位体制の特徴としての第二党の脆弱性
第2章 政府党体制の制度化――「統一ロシア」党の発展 大串 敦 はじめに I 「政府党体制」の概念 II 旧政府党の失敗 III 政府党制度化の環境整備 IV 「統一ロシア」の発展 V 政府党体制へ VI おわりに
第3章 タタルスタンのジェンダーの状況 五十嵐徳子 はじめに I タタルスタンのジェンダー II 家族政策と女性組織 III ジェンダーに関する意識調査 IV むすびにかえて
第4章 ロシアの世論研究の歴史と現状――全ロシア世論研究センター(VTSIOM)を中心にして アレクセイ・レヴィンソン はじめに I 世論の定義 II 世論研究の前史 III 世論の体系的な研究の開始 IV 世論調査の多様な側面 V 結び
第5章 ロシア「市民社会」の現代的位相 津田憂子 はじめに I 帝政ロシア時代の「市民社会」 II ソ連時代の「市民社会」 III ペレストロイカ期ソ連および現代ロシアの「市民社会」 IV 結びにかえて
第6章 プーチン登場以降のロシアの「市民社会」――研究史の試み 横手慎二 はじめに I ロシアの「市民社会」の問題状況 II 「市民社会」の脆弱性 III 「市民社会」の実態 IV 結び
索引
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