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目次
現代日本の地方選挙と住民意識
A5判/上製/272頁
初版年月日:2008/01/25
ISBN:
978-4-7664-1458-5
 
(4-7664-1458-6)
Cコード:C3331
税込価格:3,960円
現代日本の地方選挙と住民意識

目次

 巻頭言       安西祐一郎
 刊行にあたって   小林良彰
 序 本書の目的

第1章 選挙戦略・候補者選考と相乗り選挙
 はじめに
 T 「公職追求者」「利益追求者」と選挙戦略
 U 政党の候補者選考からみた相乗り選挙の枠組みの特殊性
 V まとめ

第2章 首長の経歴と選挙枠組み−−オイルショック以降にみられるその傾向
 はじめに
 T 市長の経歴
 U 首長選挙における政党の選挙支援枠組み
 V まとめ

第3章 相乗り選挙枠組みの形成理由−−政党連合の議論との関連から
 はじめに
 T 政党連合の仮説
 U 相乗り枠組みの形成理由
 V まとめ

第4章 保革相乗りを可能にする有権者意識の変化−−保革の争点対立の風化
 はじめに
 T 有権者の保革像
 U 争点態度における保革対立と社会的属性・組織加入の影響
 V 社会的属性・組織加入と支持政党
 W まとめ

第5章 総与党化状態と首長の財政選好
 はじめに
 T 財政環境・政治的環境と首長の予算選好
 U 予算規模に対する選好を規定する要因
 V 結果の考察

第6章 総与党化状態と財政再建政策
 はじめに
 T 各政策の採用状況
 U 財政再建政策の採用を規定する要因
 V 前章の結果を含めた考察

第7章 選挙枠組みと知事選挙の公約−−争点としての地方分権の登場
 はじめに
 T データのコーディング
 U 知事選挙における選挙公約の変化
 V 選挙枠組みと知事選挙における候補者の公約−−まとめに代えて

第8章 1990年代の政党再編と有権者意識−−社会党の政策転換を中心に
 はじめに
 T 政党の政策転換と有権者の認知
 U 社会党の政策転換が有権者の意識に与えた影響
 V 社会党の政策転換そして政党再編が地方政治にもたらしたもの

第9章 相乗り選挙に影響を与える政党以外の「お墨付き」−−1999年松山市長選挙における知事発言を中心に
 はじめに
 T 1999年松山市長選挙の構図
 U サーベイ調査からみえる全体傾向
 V 知事発言と有権者心理の変化
 W 相乗りへの不満と新人への投票−−まとめに代えて

第10章 相乗り選挙に対する批判の構造−−金沢市民に対する意識調査の結果から
 はじめに
 T 相乗り選挙に対する評価の測定
 U 相乗り枠組みに対する評価の形成要因
 V まとめ

第11章 地方政治を取り巻く環境変化と相乗り選挙の衰退
 はじめに
 T 受け皿の登場
 U 「地域の悲願」の達成
 V インセンティブの消失
 W まとめ

第12章 「改革派」首長と住民参加−−住民参加制度の選挙戦術的側面
 はじめに
 T 「改革派」の登場した経緯と住民参加制度のもつ意味
 U 住民意識からみた参加の制度
 V 政治参加制度をみる1つの焦点−−まとめに代えて

終章 「相乗り選挙枠組み」とは何であったのか

 あとがき
 参考文献リスト
 索引
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