多文化社会アメリカの二言語教育と市民意識

序 章 研究の目的と方法 T 研究課題と研究方法 U 先行研究の検討 V 本研究の意義と制約 W 論文の構成
第1章 ナショナル・アイデンティティの模索と国民統合論の史的展開 T はじめに U アングロ・コンフォーミティ論 V 人種の坩堝論と文化多元主義 W 多文化主義 X 本章の結論 第2章 二言語教育をめぐる政治社会学 T はじめに U アメリカにおける二言語教育の発展 V レーガン政権の登場と二言語教育政策の転換 W カリフォルニア州の二言語教育 X 二言語教育論争の高まりとカリフォルニア州住民提案227 Y 提案227可決の他州への影響とその後の状況 Z 本章の結論
第3章 カリフォルニア州住民提案227可決の教育プログラムへの影響 T はじめに U 既存研究の分析に基づく提案227の争点 V 提案227可決の影響とその意味 W 本章の結論
第4章 ロサンゼルス統合学区におけるEL生徒への教育の事例研究 T はじめに U 近年の多文化主義研究の動向 V ロサンゼルスのヒスパニック系の社会経済状況 W ロサンゼルス統合学区におけるEL生徒の状況 X EL生徒に対する教育と学力評価 Y 本章の結論
第5章 二言語教育に対するヒスパニック系の親の両義的態度 T はじめに U ロサンゼルス統合学区における英語能力が不十分な生徒への教育政策の変遷 V N小学校におけるヒスパニック系移民によるボイコット発生の原因 W カリフォルニア州住民提案227とヒスパニック系移民の態度 X 本章の結論
第6章 ポスト65年移民第二世代の社会的統合の行方 T はじめに U アメリカの移民第二世代に関する研究動向 V 近年の移民子弟の教育達成と社会的統合の可能性 W 本章の結論
第7章 アメリカのナショナル・アイデンティティ再考 ――ヒスパニック系移民のアイデンティティに注目して T はじめに U 二言語教育におけるプラグマティズムとシンボリズム V ロサンゼルスのヒスパニック系の親たちの社会経済状況 W ナショナル・アイデンティティと親の意識 X 本章の結論
終 章 研究総括と今後の展望 T 各章のまとめ U 本研究から得られた知見
あとがき
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