肢体不自由教育の基本とその展開

第1章 肢体不自由教育の基本と課題 概説 第1節 肢体不自由教育の現状と仕組み 1 肢体不自由教育の現状 2 肢体不自由児と重複障害児の特徴 3 肢体不自由教育と児童生徒等の変遷 4 今日的課題
第2節 肢体不自由教育における教育課程と指導上の特徴 1 小・中学校の通常学級等と特別支援学校 2 肢体不自由教育の教育課程 3 個別の教育支援計画、個別の指導計画 4 指導内容・方法等の特徴
第3節 特別支援教育と肢体不自由教育、そして特別支援学校の役割 1 「21世紀の特殊教育の在り方について」の提言 2 「今後の特別支援教育の在り方について」の提言 3 「特別支援教育を推進するための制度の在り方について(中間報告)」から 4 これからの特別支援学校の役割 5 センター的機能として求められていること 6 センター的機能を果たすために必要なこと 7 肢体不自由教育からの発信
第4節 自立活動の現状と課題 1 「養護・訓練」から「自立活動」へ 2 特別支援教育への移行と自立活動 3 肢体不自由教育における自立活動の現状 4 自立活動の指導の一層の充実のために
第5節 高等部の教育課程と今後の課題 1 教育課程編成の原則を踏まえること 2 生徒の特性、進路等に応じた適切な履修のために 3 総合的な学習の時間 4 教育課程の特例規定を適切に適用すること 5 進路指導と職業教育の充実
第2章 指導の計画とその展開 概説 第1節 学校における個別の指導計画の運営 1 作成業務の明確化と役割分担 2 個別の指導計画の書式 3 実態把握の進め方 4 指導目標の設定の手順 5 個別の指導計画を授業に生かすために
第2節 子どもが輝く授業づくりの基本 1 授業づくりは子どもと教師の関係づくり 2 授業づくりに必要な要素 3 人間関係づくりとしての環境の工夫
第3節 個別の教育支援計画 1 「個別の教育支援計画」検討の趣旨 2 「個別の教育支援計画」作成の背景 3 「個別の教育支援計画」と他の支援(計画)との関連 4 「個別の教育支援計画」策定上の留意事項 5 「個別の教育支援計画」の策定方法 6 「個別の教育支援計画」の活用 7 ICFと計画を策定するための工夫 8 創造技法・発想法を応用して
第4節 評価と授業改善 1 サービス改善のための評価 2 評価の動向 3 教育における評価 4 子どもの学習評価――教育課程、個別の指導計画、授業 5 目標設定及び評価――個別の指導計画 6 今日の授業の計画
第3章 指導に生かす考え方と実践 概説 第1節 身体の動きを手がかりとした指導 1 姿勢・動作の改善をねらいとして 2 対人行動を形成し、情動の調整をねらいとして 3 教育活動や発達支援に活用していくために
第2節 視覚に障害のある子どもの指導 1 肢体不自由児の視覚障害とし視知覚障害 2 肢体不自由児の見え方の評価とその世界 3 見えにくさのある肢体不自由児の指導上の工夫
第3節 音や音楽で表現する力を引き出す――子どもの気持ちに寄り添うことによって 1 子どもに内在する素晴しい表現の世界 2 子どもの表現の基本となる条件 3 子どもの「表現する力」を引き出す方法 4 働きかけをする際の配慮事項、心構えなど
第4節 子どもの姿勢運動からみた補助具や自助具の意義と活用 1 評価と援助方法の考え方 2 姿勢運動と視知覚について 3 実践例から
第5節 移行支援 1 移行支援とは 2 移行支援の要点 3 教育活動 4 移行支援のための計画
Coffee Break 特別支援教育コーディネーターとは/ICFから自立活動/「特別な教育的ニーズ」の「ニーズ」とは/イギリスの移行支援/インクルージョンの背景/障害者差別のない社会をめざした世界の動き/発達障害支援の動向
巻末資料 関連図書 用語解説
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