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目次
経済変動の進化理論
A5判/上製/538頁
初版年月日:2007/10/10
ISBN:
978-4-7664-1389-2
 
(4-7664-1389-X)
Cコード:C3033
税込価格:6,160円
経済変動の進化理論

目次

 日本語版への序文
 はじめに

第T部 概観と本書のねらい
第1章 序章
 1. 議論されるべき概念――“正統派的”と“進化理論的”
 2. 進化理論的モデル化
 3. 本書のプラン

第2章 進化理論の必要性
 1. 正統派による経済変動の取り扱いの不適切さ
 2. 診断と処方箋
 3. 進化理論の味方と先人
 4. 経済学における実りある理論化の性質

第U部 経済進化理論の組織論的基礎
第3章 現在の正統派理論の基礎
 1. 企業の目的
 2. 生産集合と組織の能力
 3. 最大化選択という行動

第4章 スキル
 1. プログラムとしてのスキル
 2. スキルと暗黙知
 3. スキルと選択
 4. スキルを表す名称の有用性
 5. 範囲の曖昧さ
 6. ビジネスマンのスキル

第5章 組織の能力と行動
 1. 組織的記憶としてのルーティーン
 2. 一時的休止状態としてのルーティーン
 3. 目標としてのルーティーン――管理、再現、そして模倣
 4. ルーティーンとスキル――その類似性
 5. 最適なルーティーンと最適化のルーティーン
 6. ルーティーン、ヒューリステッィクス、そしてイノベーション
 7. 要約――遺伝子としてのルーティーン

第V部 教科書的経済学の再考
第6章 淘汰均衡の静学
 1. 経済淘汰過程の特性を把握する
 2. 経済的淘汰のモデル
 3. 複雑さと潜在的な問題

第7章 市場条件の変化に対する企業と産業の反応
 1. 企業と産業の反応の説明
 2. マルコフモデルと要素代替
 3. それがどのような違いをもたらすのか
 付録

第W部 成長理論
第8章 新古典派成長理論――批判的検討
 1. 経済成長の残差による説明
 2. 経済成長理論への進化理論的アプローチの必要性

第9章 経済成長の進化モデル
 1. モデル
 2. シミュレートされた経済の成長の記録
 3. 実験
 4. 要約と結論

第10章 純粋な淘汰過程としての経済成長
 1. 経済発展と後発性――技術が二つのときの進化モデル
 2. 多くの技術と変数のインプット

第11章 探索と淘汰に関するさらなる分析
 1. 探索戦略とトポグラフィー
 2. 淘汰の環境
 3. 要約

第X部 シュンペーター的競争
第12章 動学的競争と技術進歩
 1. シュンペーター的理論の複雑な構造
 2. モデル
 3. 特別なケースにおけるモデルの展開
 4. イノベーションと模倣の間の競争シミュレーション
 付録1
 付録2
 
第13章 シュンペーター的競争下で集中を促進する力と抑制する力
 1. 仮説と実験の設定
 2. 結果
 3. 結論とまとめ

第14章 シュンペーター的トレードオフ再考
 1. トレードオフと政策ツール
 2. 実験
 3. シミュレーション結果
 4. 政策的実証的含意

第Y部 経済厚生と政策
第15章 進化理論的視点による規範的経済学
 1. よく知られた問題の再考
 2. 厚生経済学の標準的問題の再評価

第16章 公共政策の進化と理論の役割
 1. メカニズムとアクター
 2. 政策形成における分析の役割
 3. 産業における研究開発に対する政府の政策

第Z部 結語
第17章 本書を省み,将来を展望する
 1. 本書を省みる
 2. 経済学の知的自己完結性についての補足
 3. 将来を展望する

 訳者あとがき
 参考文献
 索引
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