近代フランスの誘惑
物語 表象 オリエント

はじめに
第一部 文学を読み解く
第一章 欲望と蕩尽の物語――バルザック『あら皮』を読む 第二章 諷刺の美学――フローベール『紋切型辞典』の射程 第三章 オリエントの誘惑――マクシム・デュ・カン、フローベールと東方旅行記の系譜 第四章 大衆小説の射程――ウージェーヌ・シュー作『パリの秘密』をめぐって 第五章 娯楽とイデオロギー――フランスの新聞小説 第六章 テクノロジーの表象――十九世紀フランス文学と鉄道
第二部 近代を遊歩する
第七章 犯罪はどのように語られてきたか 第八章 写真と東方紀行――マクシム・デュ・カンの場合 第九章 ベル・エポックの残像――ウージェーヌ・アジェとその時代 第十章 彫刻家ロダンはいかにして創られたか
あとがき 初出一覧 注 人名索引
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