「ヒューム」フェアをMARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店にて、開催中!
東京堂書店3階にて「デイヴィッド・ヒューム 生誕300年」フェア開催中!
企業 契約 金融構造 オリバー・ハート 著 鳥居 昭夫 訳 契約論の名著、邦訳成る。 ▼ゲーム理論とならぶミクロ経済学における流行のトピック、契約論。この分野の定番書、Firms, Contracts, and Financial Structure, Oxford University Press, 1995の翻訳。
ヒューム 希望の懐疑主義 イベント・フェア 関連書籍
 
   
ヒューム 希望の懐疑主義 ――ある社会科学の誕生
 

ヒューム 希望の懐疑主義 ――ある社会科学の誕生

    
 
    
坂本 達哉 著
    
A5判/上製/450頁
初版年月日:2011/10/22
IISBN:978-4-7664-1879-8
定価:3,990円
  
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生誕300年。大思想家の根幹に迫る!

▼スコットランド啓蒙思想の代表的哲学者デイヴィド・ヒューム。本書は、ヒューム研究の第一人者である著者が、国内外の最新の文献を渉猟し、社会科学の定礎者としてのヒュームの思想形成を精緻に描き出す。

▼いま、なぜヒュームなのか?

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ヒュームが生きた時代と本書について
スコットランド啓蒙思想の代表的哲学者デイヴィド・ヒュームが生きたイギリス(とりわけ彼の祖国スコットランド)の18世紀は、一面においては、資本主義の確立途上であり、前近代的な法律や制度も随所に残る伝統社会であった。同時にそれは、急速に世俗化(脱宗教化)し商業化する現代社会の先駆的時代でもあった。
18世紀という時代との格闘のなかで、神(絶対的価値)が存在しない世界、自己利益に動かされ商業的・貨幣的富の現像に幻惑され、それでもなお、ひとつの地域的・国民的単位をもって人類社会の秩序を模索せざるをえない諸個人の世界を先取りした、ヒューム個人の究極の判断の集合体として、ヒュームの社会科学は展開された。
文明と富裕と秩序の肯定、野蛮と貧困と隷従の断固たる拒否と言えば、啓蒙思想家の標準的価値観と思われるかもしれないが、ヒュームにおいては、それらが独断的な世界観やイデオロギーとして主張されるのではない。文明の「進歩」を歴史の絶対的所与として受け入れたうえで、あとは最大限に選択肢を広げ、その範囲内での自由な諸個人による最適な社会秩序の選択を、「中庸」の判断として追求したのである。
本書では、ヒューム研究の第一人者である著者が、国内外の最新の文献を渉猟し、社会科学の定礎者としてのヒュームの思想形成を精緻に描き出す。
   
著者・訳者略歴
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坂本達哉
(さかもと たつや)

1955年東京生まれ。1979年慶應義塾大学経済学部卒業。1984年同大学院経済学研究科博士課程単位取得。 1984年から1986年まで日本学術振興会海外特別研究員(グラスゴウ大学)。1989年慶應義塾大学経済学部助教授。1996年同教授。1996年義塾賞、サントリー学芸賞、2001年日本学士院賞受賞。2005年から2009年まで慶應義塾常任理事。博士(経済学)。専攻は社会思想史。主要著作『ヒュームの文明社会――勤労・知識・自由』創文社,1995年。The Rise of Political Economy in the Scottish Enlightenment, ed. with H. Tanaka, Routledge, 2003. 『経済思想3・黎明期の経済学』(編著)日本経済評論社,2005年。

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著者・訳者略歴
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著者・坂本達哉先生
からのコメント

 ヒュームといえばカントの「独断の眠り」を覚ました懐疑主義者として有名です。
 あらゆる政治や宗教、学問の独断がゆるされない現代は、その意味では、ヒュームの時代といってもよいでしょう。

 同時にヒュームは、「神なき時代」に着実に希望の光を探求した経験主義の思想家でもありました。哲学から社会科学まで、人間本性と文明社会の可能性を最後まで信じたヒュームの思想に学ぶことは少なくないと思います。

 

 

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