［特集１］　　こころの悩みや心身の不調を感じても、それを誰かに訴えたり、相談したりすることができない子どもたち＝「SOS」を発信できずにいる子どもたちに、どう向き合ったらいいのでしょうか。理解や支援のあり方を考えます。

［特集２］　　ICTの進展によるビッグデータ活用の動きは、すでに教育の現場にも及んでいます。学習や授業、学校のあり方を根本的に変える可能性があるこの動きについて、現状での成果と課題を紹介します。

特集１・ＳＯＳが出せない子どもの理解
巻頭随筆　ＳＯＳを汲み取る専門性と想像力……松�ｱ佳子
援助要請ができない子どもの心理……永井　智
発達的視点からみた不登校という子どものＳＯＳ――青年期を中心に……松永邦裕
子どもの身体に現れる心のＳＯＳ……宮本信也
いじめを受けている子のＳＯＳを捉えた先のこと……加藤弘通
ＳＯＳが出せない子どものための保健室の役割……松永　恵
不登校のサインに気づく……五十嵐哲也

特集２・教育におけるビッグデータの現状
高精度ビッグデータで始まるエビデンスに基づく教育……寺澤孝文
教育の情報化で実現できるラーニング・アナリティクス……陳莉・谷口雄太・山田政寛
教育におけるデータ活用の可能性と課題……木村治生

カレント・トピックス▼学校施設の防災対策……阿部　洋
特別支援教育のページ▼久里浜だより＝情報・支援部の今年度の実施事業
　　……独立行政法人国立特別支援教育総合研究所
編集後記……黒木俊秀