［特集１］　　今まで何も問題がなく「よい子」に育っていると思っていたのが、不登校になったり、ひきこもってしまうなどの変化は珍しくなくなっています。その背景には何があるのか。子どもが自分のネガティブな感情を抑圧しつづけることへの医学的解説や、心理学的な支援方法などを紹介します。


［特集２］　　震災や原発事故といった厳しい状況の中での生活を強いられている子どもたちがいます。そして、今の子どもたちは、挫折に弱いとも言われています。そこで「立ち直る力」として心理学研究で注目されている「レジリエンス」の育成にについて考えます。

特集１・「よい子」の破綻とそこからの再生
［巻頭随筆］ 「よい子」のこころ………佐々木正美　
将来心配な「よい子」と過剰適応………大河原美以
思春期での「よい子」の非行………佐々木光郎
「良い子」の挫折とひきこもり………斎藤　環
大学生になった「よい子」の挫折………杉山明子
マジメすぎて苦しい子………松�ｱ博光


特集２・「立ち直る力」を育む

「折れない心」を育む………小塩真司
体を動かすことで「立ち直る力」を育む………渋倉崇行
災害から立ち直る力＝レジリエンスを………林　春男

支援をつなぐ・命の絆▼災害時の新しい課題：「防げたはずの生活機能低下」�@
　　――生活不活発病の予防を中心に………大川弥生（全３回）
草のいのち、虫のいのち、人のいのち▼
　　「お米ダイニング メダカのがっこう」を始めます………中村陽子（最終回）
カレント・トピックス▼超高齢社会の生涯学習………阿部　洋
特別支援教育のページ▼久里浜だより＝研究所が担う「国際交流」
　　………独立行政法人国立特別支援教育総合研究所
編集後記………望田研吾