［特集１］　「小１プロブレム」とならび、現在「中１ギャップ」への対応も大切な問題となっています。この段差をどう乗り越えるのか、「中学校へ進んで良かった」と生徒が思い、学校生活を充実できるようにするには何が必要か具体的に紹介します。

［特集２］　「しつけ」は家庭で行うものなのか、学校で行うものなのか、両者のものなのか。しつけるものは何なのか。就学前に求められるものは？　今、家庭の教育力の低下という指摘もありますが、現代人の家庭での躾について、改めて考えます。

特集１・“中１ギャップ”を乗り越えるには
［巻頭随筆］“中１ギャップ”について思うこと………野島一彦　
中１ギャップ”とは何か：環境移行の観点から………小泉令三
“中１ギャップ”の克服プログラム………児島邦宏
“中１ギャップ”を小中担任の連携で乗り越える………石川　晋
“中１ギャップ”を克服する学級づくり………河村茂雄
“中１ギャップ”への対応は九年間の見通しのもとに………天笠　茂


特集２・今どきの家庭のしつけ
家庭でしつけるべきは何か――質の高い学校教育を実現するために………山極　隆
家庭のしつけ放棄と虐待………石川義之
子どもの社会的自立と家庭のしつけ――非行臨床から考える………佐々木光郎

子どもは「育てられて育つ」▼思春期はいつの時代にも難しい（１）………鯨岡　峻
今月の視点▼議論を臆さない世代の誕生………寺脇　研
折々の一冊▼『読書について（他二篇）』………安藤延男
カレント・トピックス▼2009年度学校保健統計調査………阿部　洋
特別支援教育のページ▼久里浜だより＝第29回アジア・太平洋特別支援教育
　　国際セミナー報告………独立行政法人国立特別支援教育総合研究所
編集後記………竹熊尚夫