地中海世界と宗教

序 小田 英郎
序文 坂口 昂吉
地中海世界と文明移転の諸問題 三木 亘
寡頭主義者の民主制批判について―PS. Xen. AP. の場合― 真下 英信
聖バシレイオス伝説の変容 西村 太良
グレゴリウス1世の異教・ユダヤ教・異端に対する政策をめぐって 坂口 昂吉
ピレンヌ・テーゼ再考―ムスリム勢力の地中海進出とその影響― 家島 彦一
ムスリム商人ディマシュキーの商業書について 稲葉 隆政
異端の起源は「種子」か「土壌」か 11世紀前半の西欧異端の背景―学説の整理を中心として― 神崎 忠昭
ムスリムから見たヨーロッパ人キリスト教徒 ―ウサーマ・イブン・ムンキズと共存の思想― 湯川 武
アベラール『Dialogus』の一考察―執筆の動機をめぐって― 山内 朝造
中世イタリア美術に対するイスラム美術の「影響」について 末吉 雄二
エペソス府主教マルコス=エウゲニコスの「フィーリオークェ」批判 冷牟田 修二
オスマン朝における宗教の重層構造とナショナリズム 坂本 勉
レバノンにおける宗派コミュニティの動向について(1982―1987) 稲田 浩
マルタ文芸復興とカトリシズム 関根 謙司
|