第一部　政治学の基本課題
第一章　政治学の学問性
　一、政治学の対象と領域
　二、政治学の沿革
　三、政治学の方法
　四、政治学と他の科学との関係

第二章　国家の本質
　一、国家という名称
　二、国家の定義
　三、国家と社会団体との相違
　四、国家の目的

第三章　国家の構成要件
　一、人口
　二、領土
　三、政治権力

第四章　国家起原説
　一、王権神授説
　二、社会契約説
　三、実力説
　四、歴史的発展説

第五章　国家形態の変遷
　一、古代国家
　二、ギリシャ都市国家
　三、ローマ帝国
　四、封建国家
　五、近代民族国家
　六、立憲法治国家

第六章　主権論
　一、主権という用語
　二、主権観念の起原
　三、主権の性質

第七章　憲法論
　一、憲法の意義
　二、憲法の定義と沿革
　三、憲法の分類

第八章　基本的人権と権力分立論
　一、基本的人権
　二、権力分立論

第九章　政治形態
　一、国家の分類
　二、国体と政体
　三、政治形態の分類
　四、君主国と共和国

第十章　君主政治・貴族政治・民主政治
　一、君主政治
　二、貴族政治
　三、民主政治

第十一章　大統領政治と議院内閣政治
　一、大統領政治
　二、議院内閣政治

第二部　政治学の現代的課題
第一章　政治権力理論
　一、権力の一般論
　二、政治権力論
　三、政治権力の典型としての国家権力
　四、政治権力の本質
　五、権力の正当性

第二章　政治的人間像
　一、公衆、大衆、群集
　二、政治的無関心
　三、リーダーシップとエリート

第三章　政治的神話と象徴
　一、象徴と政治
　二、政治的神話
　三、危機状況と政治的神話

第四章　国際政治の諸問題
　一、国際主体
　二、国際政治と国際関係
　三、冷戦と平和共存
　四、南北問題

第五章　革命・戦争・独裁
　一、戦争の革命化
　二、革命とその過程
　三、反革命
　四、独裁

第三部　政治思想論
第一章　自由主義の政治思想
　一、スミスと自由主義の論理
　二、ロックと社会契約論
　三、ベンサムと功利主義
　四、J・S・ミルと社会的自由論
　五、T・H・グリーンと公共善の理念

第二章　保守主義の政治思想
　一、保守主義の形成
　二、保守主義政治思想の基本信条
　三、保守主義的志向の形態学
　四、保守主義とローマン主義
　五、保守主義と歴史主義

第三章　全体主義の政治思想
　一、全体主義の概念
　二、全体主義研究の諸様相
　三、ナチズムの先駆思想
　四、ファシズムの先駆思想
　五、精神史の課題としての全体主義

第四章　歴史学における政治思想
　一、メーザーとヘルダーの歴史観
　二、ランケ、ドロイゼンとジーベルの政治観
　三、トライチュケの権力国家論

第五章　文学における政治思想
　一、ドイツ史における問題性
　二、グリム文学におけるナショナリズム
　三、グリム文学の特性
　四、秩序と権威
　五、共同体観念

第六章　文明論における政治思想
　一、文化哲学としての文明論
　二、エリート論
　三、世界平和論
　四、民族思想
　五、科学・技術の限界性

あとがき