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高群逸枝 「共存の愛」の思想
民衆哲学から女性史へ

序論 「自己」という問い 高群逸枝を今日から考える 高群逸枝への関心 高群逸枝に対する批判とその継承 本論の構成
第一章 民衆哲学と愛される愛 一 高群の「民衆哲学」 1 「共存の愛」の提起 2 共存状態の自覚 二 永遠の生命と瞬間の生命 1 「永遠」への抵抗と「瞬間の生命」 2 「理知」の三段階から「情意」の時代へ 3 「情意時代」の二段階 三 「美」を見出す「母性」と「恋愛」 1 「愛される愛」と「母性」 2 「美」を求め「一体」を目指す「恋愛」
第二章 性の自治を実現する社会 一 「婦人」固有の問題 1 「食ふための生産」が支える「性の自由」 2 「普選」成立と婦人運動論 3 差別される「美」の問題――高群の山川菊栄批判 4 家庭をケトバス 二 「自治」の理想 1 「性自治」と「無政府恋愛」 2 「私事」中心の「自治」社会という理想 3 「独自」の運動の「共同」 4 「自治」から「神道」へ
第三章 母なる神々、父なる天皇 一 隠された系譜 1 階級闘争・解放運動としての日本母系制研究 2 検閲との闘い 3 「血の帰一」の意義 二 闘争の上に立つ共存 1 「組織としての氏」と「呼称としての氏」 2 母系的氏族と父系的氏族 3 二つの民族主義と母としての「神」 4 「神」に対峙する「天皇」 5 十五年戦争期の高群の思想
第四章 ともに生きる愛の社会へ 一 不在の天皇 1 占領政策との対峙 2 新たな女性史学の展望 3 『母系制の研究』の復刊 二 時空を超えるアナーキーな理想 1 古代族制に投影されたアナーキズム 2 「ともに生きる愛」へ
結論
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