中国共産党と三峡ダム
国家プロジェクトの政治過程

序 章 第一章 本書の分析視角
第一部 三峡ダム計画の始動と停滞 第二章 三峡ダム計画の登場 第三章 水電部門の成立と三峡ダム計画における立場 第四章 一九五四年長江大洪水と三峡ダム計画 第五章 一九五八年南寧会議と三峡ダム計画 第六章 一九六〇年代三峡ダムの安全保障への懸念による停滞
第二部 三峡ダム計画の再浮上とダムサイトの決定 第七章 三峡ダム代替案としての葛洲壩ダム 第八章 三峡ダム計画の「実戦準備」 第九章 一九七九年水利部党組による三峡ダムサイトの決定
第三部 三峡ダムの役割の転換 第一〇章 一九八〇年代初頭三峡ダム正常貯水位をめぐる動き 第一一章 一九八四年国務院による一五〇メートル案の決定 第一二章 重慶市の提案と新たな正常貯水位の模索 第一三章 一五〇メートル案の撤回決定と李鵬の役割 第一四章 一七五メートル案の決定をめぐる動き
第四部 三峡ダム計画の決定に向けて 第一五章 一七五メートル案決定後の動きと停滞 第一六章 江沢民の登場と影響力 第一七章 全人代での採決をめぐる推進派の動き
終 章
註 参考文献 あとがき 初出一覧 人名索引
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