石油が国家を作るとき
天然資源と脱植民地化

序章 パズルとしての単独独立/本書の主張/研究方法/本書の意義/本書の構成
第1章 単独独立の理論 二つの歴史/単独独立の理論/対抗仮説/結び
第2章 ボルネオ島における石油と脱植民地化――ブルネイの単独独立 帝国主義時代のボルネオ/ボルネオの脱植民地化/ブルネイの単独独立/ サラワク、北ボルネオ、オランダ領ボルネオ/結び
第3章 ペルシャ湾岸における石油と脱植民地化――カタールとバーレーンの単独独立 帝国主義時代の湾岸南部/湾岸における脱植民地化/カタールの単独独立/バーレーンの単独独立/ ラアス・アル=ハイマの失敗/結び
第4章 他地域における単独独立とその不在――クウェート、西インド諸島、南アラビア クウェート/西インド諸島/南アラビア/結び
第5章 天然資源の多様な影響――歴史と比較の観点から 資源の分類/石炭/金銀/天然ガス/結び
結論 主な分析結果/国家形成を再考する/資源政治を再考する/現代政治への示唆
あとがき 註 参考文献 索引
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