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目次
徳川期の銭貨流通
A5判/上製/352頁
初版年月日:2024/10/25
ISBN:
978-4-7664-2994-7
 
(4-7664-2994-X)
Cコード:C3033
税込価格:5,500円
徳川期の銭貨流通
貨幣経済を生きた人々

目次

第1章 徳川期の貨幣制度と銭貨
徳川期銭貨の特徴/銭貨の歴史からみた徳川期の特徴/徳川幕府の「三貨制度」/銭貨研究の歩み

第2章 田沼期の銭貨流通と金銭相場
銭貨政策の転換期――公定金銭相場との関係から/江戸および周辺農村部の金銭相場/田沼期の銭貨にみる政治的事情

第3章 銭座運営体制変更にみる銭貨の鋳造・流通管理
金座鋳銭定座における金座人の役割/金座鋳銭定座における銭貨流通管理/銅の確保における御用地金問屋の役割

第4章 田沼期水戸鋳銭座の経営――江戸市場との関係を中心に
水戸鋳銭座の経営組織/鋳銭座職人の製造工程/水戸藩鋳銭にみる職人の雇用事情

第5章 年貢貢納にみる銭貨の使われ方――武蔵国児玉郡傍示堂村の事例
年貢貢納史料に記載される貨幣単位/徳川後期の年貢史料における貨幣単位の変化/幕末維新期の年貢史料にみる「両から円」への移行過程

第6章 幕末期の銭貨流通
幕末期の銭貨をめぐる諸問題/幕末期貨幣在高の推計と観察/幕府が払い出した金銀銭貨の使途/小菅銭座における鉄一文銭の鋳造と払出

第7章 明治期初等教育史料にみる「貨幣」の学び
文部省編纂『小學讀本』による貨幣教育/『明治七年八月改正小學讀本』にみる貨幣政策上の課題

終 章 徳川期銭貨とともに「貨幣経済を生きた人々」

あとがき
初出一覧
参考文献
参照史料一覧
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