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目次
実中研流 世界標準システムのつくり方
四六判/上製/208頁
初版年月日:2022/04/20
ISBN:
978-4-7664-2824-7
 
(4-7664-2824-2)
Cコード:C0030
税込価格:2,200円
六匹のマウスから3
実中研流 世界標準システムのつくり方

目次

ご挨拶
 公益財団法人 実験動物中央研究所 理事長 野村龍太
『実中研流 世界標準システムのつくり方』出版に寄せて
 中外製薬株式会社 名誉会長 永山 治

プロローグ

第1章 「rasH2マウス」存続の危機
 第1節 rasH2マウスの存続にかかわる“事件”
  商社から実中研へ/米国デュポン社との特許係争/
  三井物産副社長・渡邊五郎氏の登場/齋藤宗雄氏の述懐
 第2節 発がん性試験が変わる!!
  rasH2マウスの開発/ILSI/HESI国際検証プログラムの実施
 第3節 「マウス発がん性試験」廃止からの大逆転
  FDAが唯一マウス試験存続を唱える/デジョージ博士の証言1/
  デジョージ博士が尊敬する野村所長の理念/久田茂氏の証言
 第4節 海外からの声と証言
  システア博士の証言1

第2章 世界に認知してもらうために
 第1節 国際的マウス生産・供給体制の構築
  タコニック社とあわや決裂/ライセンス契約締結後の経緯/
  同時原種更新と発がん性モニタリング/
  タコニック社フェラン元社長とグレジアン博士の思い
 第2節 日本クレアと生産・販売契約
  rasH2マウスに大いに期待をしたけれど
 第3節 世界標準品質管理システムの構築と国際的学術活動
  米国と欧州での足跡/
  座談会――米国と欧州の学術/営業活動を振り返って
 第4節 海外から見たrasH2マウスと実中研
  rasH2マウスをどう捉えていたか〜フェラン元社長とグレジアン博士/
  デジョージ博士の証言2

第3章 世界トップレベルの品質管理
 第1節 創立のDNAを継承して
  実中研の理念とは/海に浮かぶ氷山のように
 第2節 生きた物差しとしての実験動物
  目的に沿ったマウスを作る/実験動物化する/玉置憲一博士の回想
 第3節 rasH2マウスの生産現場から
  たった一人で試行錯誤の日々/木本社長の思い/そして今…/
  失敗は許されない
 第4節 高品質な動物と動物福祉 

第4章 人の役に立ってこそ
 第1節 実中研だからこそできたシステム
  実中研の目指す公益財団法人/一つのことをやり続けられる土壌
 第2節 動物を売るのではなく、システムを提案すること
  「博士」の資格を持つ営業担当者
 第3節 大いに役立った商社での経験
 第4節 開発から普及までの2つの側面
  rasH2マウスの品質があってこそ/システア博士の証言2
 第5節 実中研のスピリット
  鳥のように俯瞰してものを見る/人のやらないことをやる
 第6節 タコニック社の新会長と新CEOの構想

エピローグ

資料編 
 年表/rasH2マウスの歴史/アーカイブ/海外組織・団体名一覧/役員一覧

あとがき
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