毛沢東時代の政治運動と民衆の日常

序 章(鄭浩瀾)
第1部 農村社会の「疑似安定化」と農民の日常 第1章 毛沢東時代の中国農村における「疑似安定化」仮説について(中兼和津次) 第2章 人民公社における農民の働き方と暮らし ――高校卒業までの個人的体験を中心に(厳善平) 第3章 食糧不足を生き抜く ――飢饉期における農民の行動(劉詩古、金牧功大・訳)
第2部 社会主義的秩序の構築と労働者の日常 第4章 都市に暮らす労働者の私的生活世界と社会主義的秩序(小嶋華津子) 第5章 建国初期における療養事業の展開と労働者の日常(島田美和) 第6章 重慶の青年Lの半生 ――労働教養分子になるまで(泉谷陽子)
第3部 政治運動、学校教育と若者の日常 第7章 建国初期の大学における政治運動の展開と学生の日常(鄭浩瀾) 第8章 思想改造運動における若者の内面世界 ――ある大学生の二面的自画像(張楽天、有澤雄毅・訳) 第9章 「進学」をめぐる同床異夢:1949-57年 ――中国の中等学校における政治教育と政治運動(大澤肇)
第4部 政治運動、宗教組織と信者の日常 第10章 宗教から見た1950年代の中国 ――対プロテスタント政策と教会の反応を事例に(田島英一) 第11章 基督教三自革新運動の展開と教徒たちの反応(上野正弥) 第12章 民間教派への入信と脱会 ――Y廠の信者たち(山下一夫)
あとがき 索引
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