私の金融論
資金需給と金利水準変動のメカニズムに関する誤解と私見

出版に当って 追記 「私の金融論」要旨
第一部 私の金融論 一 私の金融論−戦後日本金融に関する諸々の誤解を解明する− (一)民間信用機構と中央銀行 (二)都市銀行のオーバー・ローン (三)コール市場の正常化 追記 オーバー・ローンとコール市場のその後の推移 板倉さんの「私の金融論」読後感………中川幸次(元日本銀行理事・現の村総合研究所顧問)
二 大量国債発行下の企業金融−マネー・サプライと企業金融−
三 戦後慢性的インフレーションの原因−マネー・サプライかコスト・プッシュか−
四 「過剰流動性」とは何か
五 真の「過剰流動性」とは何か
六 ≪月例経済論争≫金融政策と金利自由化 出席者:板倉 譲治(三井銀行社長)/小宮隆太郎(東京大学教授)/渡辺 孝友(日本開発銀行副総裁) 司会:太田 哲夫(日本経済新聞経済部長)
七 ≪座談会≫国債の大量増発をめぐって 出席者:佐々木 直(経済同友会代表幹事)/板倉 譲治(三井銀行社長)/北裏喜一郎(野村證券社長)/館 龍一郎(東京大学教授)/竹内 道雄(大蔵事務次官)/松川 道哉(理財局長) 司会:吉本 宏(理財局総務課長)
第二部 随想 一 アメリカの戦後最盛末期の政治経済情勢(一九六〇年代) 二 オイル・ダラーと世界大不況の恐怖 三 エネルギー危機に当って思う 四 有能な経営者 五 三井両替店開設当時の日本と欧州の経済事情−母行創業三百年を祝う− 六 中国人気質と中国の命運 七 全銀協会長当番七か月
著者経略年表
|