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目次
日本における西洋医学の先駆者たち
A5判/上製/400頁
初版年月日:1998/11/15
ISBN:
978-4-7664-0723-5
 
(4-7664-0723-7)
Cコード:C1021
税込価格:4,180円
日本における西洋医学の先駆者たち

目次

はじめに

I 封建日本における西洋医学の先駆者たち



第一章 蘭学以前の医学
1 日本固有の医学
2 中国医学の影響
3 ポルトガル、スペインの医師たち

第二章 初期の出島
1 出島の生活
2 出島の医師と日本人通詞たち
3 ウィレム・テン・ライネ
4 エンゲルベルト・ケンペル

第三章 西洋医学の導入
1 鎖国政策の変化
2 解剖の歴史
3 「解体新書」の刊行
4 トゥーンベリ

第四章 西洋医学の開花
1 大槻玄沢とその弟子たち
2 蘭和辞典の出版
3 フォン・シーボルト―日本を愛し続けた生涯
  来日まで
  出島のシーボルト
  江戸参府旅行
  幽閉、そして国外追放へ
4 シーボルトの弟子たち
5 追放後のシーボルト

第五章 西洋医学の隆興
1 蘭学の興隆
2 緒方洪庵と適塾
3 シーボルトの再来日への執念
4 シーボルト再び日本へ

第六章 西洋医学の公的採用―ポンペの業績
1 来日まで
2 長崎の医学校と病院の創設
3 帰国
4 西洋医学の公的採用
5 結語

II 近代日本における西洋医学の先駆者たち



第一章 歴史的背景―江戸時代における西洋医学の影響
1 徳川幕府の支配体制
2 西洋医学の影響―出島の蘭館医たち
3 蘭学の興隆

第二章 種痘の普及と日本の医療の西洋への紹介
1 江戸時代末期の生活と医療―モーニケの報告
2 天然痘の流行と種痘の普及

第三章 工業技術教育と本格的医学教育の整備
1 ブルークの工業技術教育
2 本格的西洋医学教育(長崎医学校)―ポンペと松本良順
3 ボードゥインとハラマタ

第四章 イギリス医学の影響―ウィリスの貢献
1 日本の開国と英国の進出
2 英国公使館医ウィリス、戦陣医療で活躍
3 医学書の責任者に
4 ドイツ医学の採用とフルベッキ
5 鹿児島医学校へ

第五章 ドイツ医学の採用
1 ベルリン大学医学部とその教育陣
2 ドイツの進出とお雇い外国人
3 ドイツ式医学教育の開始―ミュラーとホフマン
  開成所のミュラーとホフマン
  カリキュラムと学生の生活
  ドイツ東亜科学・民俗学協会の創設
4 シュルツェとヴェルニヒ

第六章 医学教育(帝国大学医学部)の充実―ベルツを中心に
1 ベルツの生い立ちと日本での生活
2 その他の新任教授
3 細菌学の進歩と緒方・北里の確執
4 ベルツの活動
5 聖路加国際病院―スクリバとトイスラー
6 帰国後のベルツ

第七章 その他の外国人医師
1 アンダーソン
2 シモンズ
3 ヘボン
  聖書の翻訳
4 ベリー
5 新島、リチャーズと看護教育
6 エルドリッジ
7 その他の医師

第八章 結語―東と西が出会う時

付録 オランダ国王ウィレム二世と日本国将軍との往復書簡(1988年)
年表 日本における西洋医学の導入と発展
原著者紹介
訳者あとがき

索引
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