日常的世界の探究
風景/音風景/音楽/絵画/旅/人間/社会学

プロローグ 第T部 人間/生活/世界 1 人生の日々、人間存在/生と死をめぐって−世界体験の諸様相−
第U部 都市の風景と人間−居住空間と都市空間− 2 居住空間/生活空間の様相 窓のドラマ 窓辺にて ローデンバックのブリュージュ 部屋の記憶 窓と人間 アトリエの窓 ゴッホの部屋の窓−オーヴェル=シュル=オワーズ 住むということ ベンヤミンとともに、パサージュ
3 パリ/パサージュ/パースペクティヴ ホーフマンスタールのパリ ボードレール/パリの街路 ベンヤミンとパリ パリの様相/パリのスペクタクル シャルル・メリヨンとボードレール ボードレールとバルザック 都市へのアプローチ/ベンヤミン、ジンメル… 都市のスペクタクル/都市体験の様相
4 パリ、遊歩者/ロンドン、群集の人 パリ/ペール=ラシェーズ墓地 ジンメル/ユゴー/ボードレール 遊歩者 都市/都市の広場 ポー/群集の人
5 コント/バルザック/ボードレール/セザンヌ オーギュスト・コント バルザック ボードレールとともに セザンヌのエピソード
6 空間体験の様相−住居・都市・旅− 窓へ/壁へ ベンヤミン/サン・ジミニアーノ パリ/カフェ・クレーム−ベンヤミン パリ体験をめぐって ポール・ヴァレリーとともに 都市体験の様相と都市 パシュラールのパースペクティヴ/世界の片隅をめぐって パリにて ヴァレリーの都市体験
7 パリ/風景/パースペクティヴ/絵画 都市と人間−ボードレール 絵画の光景と様相 世界体験と人間 ジュリアン・グリーンとパリ 人間/生活の地平 エッフェル塔をめぐって パリ/エッフェル塔 エッフェル塔とパリ風景 パリの変貌
第V部 エッフェル塔と西鶴屋橋−モダン、ポスト・モダンをめぐって− 8 エッフェル塔−モダンの時代の象徴− エッフェル塔−万国博覧会のシンボルとして エッフェル塔がもたらしたもの−鉄とイルミネーションをめぐって エッフェル塔−高さと視点の誕生
9 意味と機能の間で−エッフェル塔の時代性−、そして西鶴屋橋
第W部 日本における西洋音楽の導入と展開−音楽・国家・日常生活− 10 序
11 初めての西洋音楽−近世・キリシタン音楽をめぐって− キリシタン音楽の受容と展開 キリシタン音楽受容の限界及び問題
12 軍楽隊の誕生−ペリー提督の残したもの−
13 雅楽家の洋楽演奏及びキリスト教賛美歌の移植−維新後の展開− 雅楽家の洋楽演奏をめぐって キリスト教賛美歌の広がり
14 音楽取調掛−その理念と現実−
第X部 サウンドスケープとコミュニティ・ライフ−残したい“日本の音風景100選”事業を中心に− 15 はじめに 16 音響コミュニティ(acoustic community)とは何か 17 行政における新たな取り組みをめぐって 18 残したい“日本の音風景100選”をめぐって 19 豊かなコミュニティ・ライフを生きるために−教育における新たな実践− 20 おわりに
第Y部 絵画と人間 21 音楽へ、絵画へ−色彩のドラマ/芸術の地平− ステンドグラス/宝石/色彩の様相 絵画の展開
22 プルースト/モネ/カンディンスキーの方へ、ジヴェルニーの方へ−世界体験、絵画体験と人間 人間の試み、絵画 プルーストとモネ モネのジヴェルニーへ モネの花畑と睡蓮の池 睡蓮の絵 モネの家と花畑 プルーストとモネの庭園 印象主義の花/バシュラール ポール・ヴァレリーとモネ ジュール・ラフォルグと印象派の絵画 カンディンスキーとモネの「積み藁」 カンディンスキーとモスクワの黄昏時 作品の成立、宇宙の誕生 ジヴェルニーの風景 積み藁の風景 大地の光景と水の風景 ヘラクレイトスと太陽/コスモス “汝自身を知れ” 人間のアイデンティティ カッシーラーの人間観と芸術観 創造の瞬間、視覚の瞬間 モネの「積み藁」について 太陽について/花について 世界体験の様相/風景・絵画・人間
第Z部 ギリシアの春−デルポイ/アクロポリス/アクロポリスからアクロポリスへ− 23 人間の存在様相と世界をめぐって 人間と意味 ウィトゲンシュタインのパースペクティヴ 客観的精神をめぐって
24 ギリシアの春−デルポイ/アテネ/アクロポリス− デルポイへ 汝自身を知れ 人間/社会/文化的世界
25 旅体験と風景体験−カミュをはじめとして− カミュのギリシア 旅と人間 カミュとともに 人間/風景/地図
26 ポリスとポリス的動物−アリストテレス/アレント/人間の活動と世界− アリストテレス/ポリス的動物/愛について アレント/ポリスをめぐって 人間の条件/活動的生活 人間と人間
27 ホーフマンスタールとともに ホーフマンスタールへ ホーフマンスタールとギリシア 人間の手 標石/セールのアプローチ ミシュレ/祖国
28 人間と人間の鏡 人間と芸術/カッシーラーのアプローチ ポール・ヴァレリー/人間について 人間と世界/世界体験の様相 ジャン=ジャック・ルソーとともに
29 アクロポリスからアクロポリスへ−人びとのなかで/人びととともに− ヘルダーリンのギリシア 理論とドラマ 旅人、西脇順三郎の詩的宇宙 このタンポポの丘/植物と絵画 三田の山−アクロポリス/谷口吉郎とイサム・ノグチ 時は過ぎゆく&砂時計 アクロポリスからアクロポリスへ フッサール/「汝自身を知れ」/メルロー=ポンティ 「われわれは思う」/Human Life 人びとのなかで・人びととともに ターナーとともに/デルポイ
エピローグ 各部のエピグラフの出典
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