アートとコンピュータ
新しい美術の射程

はじめに
T コンピュータは計算機ではない――新しい知性 トートロジックな内側と外側 異界での知覚 宛先のない連想 記憶のトレース装置 心のリフレクター 「間」と広がり ハイテク・アニミズム社会の到来 見えない空間とわれわれの知覚 作ること=プログラミングすることだった コンピュータ・グラフィックスの頃 ユートピアよいつまでも マルチメディアアート マルチメディアにできること
U アルゴリズミック・ビューティー――算法から考える形 「形」と「幻想」――アルゴリズムのデザイン アルゴリズミック・ビューティー まなざしとテクノロジー 四次元からの投影物――デュシャンのオブジェからアルゴリズミック・ビューティーへ 「形」をめぐる架空の洞窟 つくろうとする意志とアルゴリズム アルゴリズミック・ダンス
V ワークショップにて――コンピュータとアートの現場 コンピュータ・ココロエ帳 Information Processing Language U Art 研究会シラバス
W リアリティはつかまえられない――美術の変容 まだ見ぬ何物かに向かって――「概念の望遠鏡」と遊ぶ はみ出した「リアリティ」 リアルが「ひゅうらら」に分断されるとき ポロックの絵についてボタン 現代のサント=ヴィクトワール山はどこにあるか? メタ・マテリアル 脱着するリアリティ アートの未来とデータベース 芸術にできること
X あってはいけないものがそこにある――アートと環境 ART DOMAIN to Nature――環境あるいは自然におけるARTの領域と限界 小さな穴 「漂着重油交換展」について 記録と記憶――広川家泰士の写真によせて 二一世紀につなぐ橋について
おわりに
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