カント 未成熟な人間のための思想
想像力の哲学
序論
第T部 想像力と理論理性 第1章 綜合とは何か――「世界」の秩序をつくる 1・1 超越論的演繹の構造 1・2 覚知と再生の綜合 1・3 再認の綜合
第2章 想像力と自己意識――「わたし」の意識をつくる 2・1 批判哲学における「わたし」 2・2 綜合と自己意識 2・3 「行為するわたし」へ
第U部 想像力と実践理性 第3章 自律の構想――実践哲学の目指すもの 3・1 実践哲学の全体像 3・2 『基礎づけ』の議論構造 3・3 理念としての自律
第4章 想像力と歴史哲学――理性の発展を跡づける 4・1 意思の自然素質 4・2 非社交的社交性 4・3 「実践的創造力」の可能性
第V部 想像力と『判断力批判』 第5章 美感的判断の構造――「想像力の自由」とは何か 5・1 合目的性概念の問題圏 5・2 反省と調和 5・3 想像力の自由
第6章 想像力と感情――啓蒙の原動力を探る 6・1 共通感覚の理念 6・2 感情の伝達 6・3 人間の能力としての想像力
結論 想像力の哲学
謝辞 参考文献 注 人名索引 事項索引
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