1989 上
ベルリンの壁崩壊後のヨーロッパをめぐる闘争

はじめに
序 章 東西冷戦後のヨーロッパを創造する―― 一九八九年と秩序の構築
第1章 一九八九年の夏から秋に、何が変わったのか? 天安門事件は通用せず/ アメリカは介入せず/ 現状に納得せず/ 東ドイツ市民に自信がよみがえる/ テレビが現実を変える/ おわりに
第2章 戦勝四ヶ国の復権か連邦国家の再生か 一一月九日の夜に/ 次に一体、何が起きるのか?/ (占領?)四ヶ国/ 飴、果物、そしてセックス/ ポルトゥガロフの後押し/ 過去の亡霊がよみがえる/ 復元モデルと再生モデルは破綻する/ おわりに
第3章 一九九〇年に生まれた壮大なヴィジョン 円卓会議/ 反革命?/ 危うくテロの局面に陥りそうになった結果/ 賠償金とNATOをめぐる論争の抬頭/ 「NATOの管轄権は東方へ一インチたりとも動く ことはないであろう」/ 所有多元主義/ おわりに
原註(はじめに〜第3章)
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