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目次
帝国日本の記憶
A5判/上製/320頁
初版年月日:2016/10/22
ISBN:
978-4-7664-2359-4
 
(4-7664-2359-3)
Cコード:C3039
税込価格:6,600円
帝国日本の記憶
台湾・旧南洋群島における外来政権の重層化と脱植民地化

目次

 まえがき   遠藤 央

台湾と旧南洋群島におけるポストコロニアルな歴史人類学の可能性   三尾裕子
―― 重層する外来政権のもとでの脱植民地化と歴史認識 ――

 第1部 日本の植民地支配と国際環境
委任統治・信託統治と「日本」   遠藤 央
―― 戦後の始まりあるいは記憶と忘却のずれについて ――
台湾における日本仏教の社会事業   松金公正
―― 一八九五〜一九三七 ――
言語接触と植民地    林 虹瑛
―― 最初の官製「日本語‐台湾語」教科書『新日本語言集』を中心に ――

 第2部 複数の文明・政権を跨ぐ記憶
パラオの語りにみる植民地経験のリアリティ   三田 牧
植民地台湾の生活世界の「日本化」とその後    植野弘子
―― 旧南洋群島を視野にいれて ――
台湾における「日本語」によるキリスト教的高齢者ケア   藤野陽平
―― 社団法人台北市松年福祉会玉蘭荘の機関誌分析より ――
 
 第3部 脱植民地化の試み
パラオ・サクラカイ   飯伸五
―― 「ニッケイ」と親日言説に関する考察 ――
交錯する「植民地経験」   石垣 直
―― 台湾原住民・ブヌンと「日本」との衝突・接触・邂逅 ――
台湾の植民地経験の多相化に関する脱植民地主義的研究   上水流久彦
―― 台湾の植民地期建築物を事例に ――

あとがき   植野弘子
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