井上輝夫詩論集
詩心をつなぐ

序にかえて 鷲見洋一
第一部 北村透谷の『蓬萊曲』のことなど 漱石『草枕』と美と死をめぐって 蒲原有明のことに 啄木と対話しつつ ―― 詩的故郷について
第二部 自由への癇癪 ―― 西脇順三郎 フランス語未刊詩集『感情的な時計』をめぐって 西脇順三郎とボードレール ―― 詩論を中心にして 存在と諧謔のポエジーについて ―― 西脇順三郎序章 講演『詩想のローズ(バラ / 羅針盤)、 西脇順三郎の業績』 ボードレールの喜劇 / 悲劇 ポール・ヴァレリーの影を見ながら ―― 詩集『コロナ / コロニラ』にふれて
第三部 至福のオリジンへ向かう詩 ―― 江森國友の詩業 断絶と継承と ―― 大岡信の近業を読んで 入沢康夫 トラウマと方法 追悼 飯島耕一さんの思い出 あとがき 初出一覧 著者紹介
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