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目次
植物の世代交代制御因子の発見
四六判/並製/190頁
初版年月日:2016/02/29
ISBN:
978-4-7664-2297-9
 
(4-7664-2297-X)
Cコード:C3345
税込価格:2,420円
植物の世代交代制御因子の発見

目次

第1章 発生進化学との出合い
 1.1 ジェネラリストをめざした広島大学総合科学部
 コラム1 分子系統学
 1.2 植物の発生進化研究をしよう!―― 疾風怒濤の進学先探し
 コラム2 次世代シーケンサー
 コラム3 花器官形成ABCモデル

第2章 発生進化研究モデル
―― ヒメツリガネゴケの誕生 ――
 2.1 基礎生物学研究所での研究三昧
 2.2 ヒメツリガネゴケの名付け親になる
 2.3 ヒメツリガネゴケ研究始動
 2.4 相同組換えが容易とは
 2.5 ヒメツリガネゴケに有用物質をつくらせる
 2.6 発生遺伝子をクローニングできるようにすること

第3章 表現型のちがいを信じてもらうには 
―― 仮根分化を制御するPphb7 遺伝子の発見 ――
 3.1 陸上植物共通のホメオボックス型転写因子HD-Zip遺伝子
 3.2 緑の仮根
 3.3 顕微鏡技術を学ぶ
 3.4 仮根のアトラスをつくれ
 3.5 仮根、発生進化のモデルとなる

第4章 高校教師になる

第5章 コケ植物研究のメッカ、広島大学へ
 5.1 広島大学へ再び ―― そこはパラレルワールドへの入り口だった
 5.2 ヒメツリガネゴケは変わりもの?
 5.3 閉鎖果 ―― ヒメツリガネゴケの歩んだ道
 5.4 両立は不可能

第6章 KNOX1遺伝子研究 
―― 10年をかけてたどりついたその先は ――
 6.1 茎葉形成遺伝子は単相と複相で共通か?
 6.2 KNOX1遺伝子研究再び ―― 遺伝子ネットワークを比較する
 6.3 KNOX1遺伝子は胞子体共通の分裂組織維持遺伝子
 6.4 KNOX遺伝子は緑色植物共通の複相遺伝子

第7章 新天地メルボルンでの研究生活
 7.1 新天地での悪戦苦闘
 7.2 遺伝子重複がもたらしたもの

第8章 リプログラミングの謎に挑む
 8.1 ERATO長谷部分化全能性プロジェクト
 8.2 技術参事という仕事
 8.3 Researching manager
 8.4 ライフムービー社、研究成果を可視化する

第9章 世代交代の制御因子の発見
 9.1 世代交代因子の発見のきっかけになったのは
 9.2 論文執筆と人生初のプレスリリース

第10章 植物は進化の実験場
 10.1 次の獲物を求めて
 10.2 植物は進化の実験場

おわりに
参考文献
索  引
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