旅の書物/旅する書物

前 言 松田 隆美
T 探書と旅 旅と文献情報の収集 ―― 16世紀コンラート・ゲスナーの場合 雪嶋 宏一
「よりよいテクスト」探索の旅 ―― サー・トマス・マロリー『アーサーの死』をめぐる数奇な出版事情と編集者たち 不破 有理
U 旅の記録と旅の実際 2つのローマ ―― 「旅の書」にアイデンティティの上書き利用を読む 神崎 忠昭
旅の書物 / 旅する書物 ―― 近代イギリスのイタリア旅行記とガイドブック 松田 隆美
イブン・バットゥータの上エジプト紀行 ―― 喜捨と歓待をめぐる一考察 長谷部史彦
「通信使記録」からみた使節団の庶民芸能見物 田代 和生
V フィクションと旅 フィリップ・ド・シャンパーニュ作、通称《煉獄の魂》再考 ―― 「勝利するキリスト」図像の視点から 木村 三郎
『ガリヴァー旅行記』をめぐる東西文献交渉史 原田 範行
中国古典文学に見る雅と俗の「旅」 吉永 壮介
執筆者紹介
|