キャリア教育論
仕事・学び・コミュニティ
はじめに
第1章 大学生とキャリア 1 キャリア=就活か? 2 「キャリア」とは 2-1 「キャリア」という言葉 2-2 「キャリア」概念の4つの特徴 2-3 本書でいうキャリア教育とは 3 キャリア教育は何を目指すのか 3-1 キャリア教育をめぐる日本の動向 3-2 キャリアについての新しい考え方 3-3 「曖昧で多様な」な能力 3-4 「新しい能力」の登場
第2章 キャリアと学習 1 キャリアと学習 2 学習に関する諸理論 2-1 他者との関わりの中で学ぶ 2-2 最近接発達領域 2-3 認知的徒弟制 2-4 参加することで学ぶ 2-5 2つの学習観 2-6 経験から学ぶ 2-7 葛藤による学習 3 大学での学びとキャリア
第3章 「大学生」という時期 1 大学生の悩みと不安 2 変わりゆく「大学生」像 3 大学生とアイデンティティ 3-1 エリクソンのアイデンティティ概念 3-2 スーパーの職業的自己概念 3-3 アイデンティティ形成の困難 4 「大学生」という時期の過ごし方 4-1 アイデンティティ資本 4-2 「居場所」としてのコミュニティ
第4章 大学の授業で学ぶ 1 大学生と授業 1-1 大学の授業は役に立たない? 1-2 「活動の場」としての授業 2 授業での学び 2-1 「真面目」な大学生 2-2 汎用的能力への効果 2-3 授業外学習への効果 2-4 アクティブ・ラーニングとは 2-5 理解を深める 2-6 学生の参加を促す 3 授業への参加と卒業後のキャリア 3-1 2つのライフ 3-2 初期キャリアへの影響 4 「キャリア教育」を超えて
第5章 社会との関わりの中で学ぶ 1 私たちは何から学んでいるのか? 1-1 汎用的能力への注目 1-2 知識からコンピテンシーへ 2 プロジェクト型学習(PBL)の広がり 2-1 PBL(Project/Problem Based Learning) 2-2 サービス・ラーニング 2-3 ラーニング・ブリッジング 3 PBLから学生は何を学ぶのか? 3-1 「スマート女子」プロジェクトの背景 3-2 「スマート女子」プロジェクトの実施 3-3 参加した学生の学び 3-4 教員の役割と評価 4 まとめ
第6章 職場に参加して学ぶ 1 インターンシップの広まり 2 インターンシップでの学び 2-1 NPO法人G-netの事例 2-2 NPO法人JAEの事例 2-3 一般社団法人MAKOTOの事例 3 まとめ 3-1 失敗と振り返りを的確に行うこと 3-2 企業と学生を適切にマッチングさせること 3-3 仕事に取り組むときの姿勢を工夫すること
第7章 「シューカツ」とは何か? 1 大学生と就職活動 2 「ソー活」の時代 2-1 就職活動・採用活動の情報化・モバイル化 2-2 就職活動・採用活動とソーシャルメディア 2-3 情報の収集と共有からみる就職活動・採用活動 3 「コミュカ」の時代 3-1 就職情報とコミュニケーション能力 3-2 『就職ジャーナル』に見るコミュニケーション能力 4 「意識の高い学生」の登場 4-1 「自分探し」と就職活動 4-2 プライベートとパブリックの境界の曖昧化 4-3 「意識の高い学生」の登場 5 やりがいの功罪
第8章 就職後の学びとキャリア 1 「就活」のその先 ―― 「3年3割」問題 2 「新入社員」という時期 2-1 リアリティ・ショック 2-2 組織社会化 2-3 新入社員研修 2-4 OJT 3 職場内ネットワークと「越境学習」 3-1 職場内ネットワークにおける支援と能力向上 3-2 「越境学習」への注目
終章 1 大学生の就職 2 「正社員」という働き方 2-1 「正社員」とは 2-2 長時間労働 2-3 「メンバーシップ型社会」としての日本 2-4 「終身雇用」への願望と現実 3 多様な働き方 3-1 パラレルキャリアとプロボノ 3-2 転職と「弱い紐帯の強さ」
索引 著者紹介
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