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目次
現代の事例から学ぶサイエンスコミュニケーション
A5判/並製/352頁
初版年月日:2015/04/15
ISBN:
978-4-7664-2203-0
 
(4-7664-2203-1)
Cコード:C3040
税込価格:5,184円
現代の事例から学ぶサイエンスコミュニケーション
科学技術と社会とのかかわり,その課題とジレンマ

目次

はじめに
序文
訳者まえがき
日本語版への序文

【第T部 サイエンスコミュニケーションのモデル ―― 理論から実践へ ――】

第1章 サイエンスコミュニケーションの「デザインアプローチ」にむけて
小川正賢〔工藤 充 訳〕
 1.1 はじめに
 1.2 サイエンスコミュニケーションという場を理解するための目下の取り組み
 1.3 省察:サイエンスコミュニケーションの本質について
 1.4 新しい枠組み:政策としてのサイエンスコミュニケーション
 1.5 本枠組みから生じる問題
  1.5.1 推進主体の価値指向
  1.5.2 「科学リテラシー」とは何を指しているか
  1.5.3 介入の対象者
  1.5.4 介入をデザインする:欠けているピースを埋める
 1.6 公共政策領域への移行:コーダ(CODA)

第2章 科学との対話
―― サイエンスコミュニケーションのモデル ――
スーザン・ストックルマイヤー〔常見俊直 訳〕
 2.1 はじめに
 2.2 サイエンスコミュニケーションのモデル
 2.3 厄介な問題
 2.4 モデル構築
  2.4.1 誰がサイエンスコミュニケーションを行なうのか
  2.4.2 サイエンスコミュニケーションの成果
  2.4.3 3次元空間
 2.5 モデルの使い方:コミュニケーションにおける課題の解決方法
 2.6 おわりに

【第U部 科学のコミュニケーションにおける挑戦】

第3章 科学者による市民との対話
スゼット・D・サール〔加納 圭 訳〕
 3.1 レトリック
 3.2 責 任
 3.3 ルール
 3.4 リスク
 3.5 制 約
 3.6 現実には
 3.7 恩 恵
 3.8 改善策

第4章 公共政策における科学技術の役割
―― 知識は何のために ――
ウィル・J・グラント〔仲矢史雄 訳〕
 4.1 はじめに
 4.2 政策立案とは何か
 4.3 有益な情報とは:科学と政策のギャップ
  4.3.1 時間枠
  4.3.2 言 語
  4.3.3 規 模
  4.3.4 証 拠
  4.3.5 適応(オリエンテーション):抽象化された世界観,位置づけられた世界観
 4.4 解決策:ギャップを埋める
  4.4.1 ギャップを埋める科学者
  4.4.2 政策立案者の科学の活用
  4.4.3 科学と政策のあいだで

第5章 科学技術に反対する市民とともに
リンディ・A・オルティア〔高梨直紘 訳〕
 5.1 はじめに
 5.2 科学への非難と擁護:私たちは同じことについて語っているのだろうか
 5.3 科学技術のデメリットと脅威
  5.3.1 例1:ろう者コミュニティと人工内耳
  5.3.2 例2:原子力,原子力災害,気候変動
  5.3.3 例3:動物の同性愛行動と同性愛差別の科学
 5.4 政策決定に人々を巻き込むことの重要性
 5.5 科学に敵意をもった人々との対話を改善できた成功例
  5.5.1 最初から人々を巻き込む
  5.5.2 科学の透明性
  5.5.3 長期間にわたる,人々を巻き込んだ対話

【第V部 サイエンスコミュニケーションの主要テーマ】

第6章 リスクの意味をめぐるコミュニケーション
クレイグ・トロンボ〔田中幹人 訳〕
 6.1 はじめに
 6.2 リスク知覚の展望
 6.3 楽観バイアス
 6.4 重要要素のレビュー
 6.5 リスク情報をコミュニケーションするために
 6.6 リスクコミュニケーションの処方箋
 6.7 おわりに

第7章 サイエンスコミュニケーションにおける定量リテラシー
モーリス・M・W・チェン、カーロック・ウォン、アーサー・M・S・リー、イダア・チーモ〔常見俊直 訳〕
 7.1 数学的素養のアイデアと定量リテラシー
 7.2 定量リテラシーを得るための挑戦
  7.2.1 率と数
  7.2.2 不確定性とリスク
  7.2.3 単純な統計グラフの理解
 7.3 サイエンスコミュニケーションを達成する:定量リテラシーの役割
  7.3.1 食料への混入(粉ミルクへのメラミン混入)
  7.3.2 ナイチンゲールとデータ表現
  7.3.3 ジョン・スノーとコレラ伝染
 7.4 おわりに

第8章 科学技術における倫理と説明責任
ロッド・ランバーツ〔赤坂亮太 訳〕
 8.1 状況説明
  8.1.1 用語について
 8.2 説明責任,倫理,科学
  8.2.1 是非:倫理的な選択を行なう際の共通の立場
  8.2.2 倫理的相対主義,倫理的主観主義,利己主義
 8.3 何に,あるいは誰に,科学者は責任を有するか
  8.3.1 情報提供,警告,あるいは社会貢献
  8.3.2 政策と政治
  8.3.3 説得,市民参加計画,フレーミング
  8.3.4 開放性と共有
 8.4 科学の公共的側面
 8.5 倫理,説明責任,科学,そしてコミュニケーション

第9章 信念と証拠の価値
マイケル・J・リース〔北原和夫 訳〕
 9.1 背 景
 9.2 宗教にとってまた科学にとっての信念の重要性
 9.3 進化に関する科学的合意
 9.4 進化論を拒絶すること
 9.5 BSEとGMOの教訓からサイエンスコミュニケーターはどのように応答すべきか
 9.6 学校の理科教室で進化を伝えること
 9.7 科学博物館において進化を伝えること
 9.8 宗教的な状況や宗教教育の授業のなかで進化を伝えること
 9.9 まとめ

【第W部 インフォーマル学習】

第10章 サイエンスコミュニケーションにおける学びを助ける
ジョン・K・ギルバート〔都築章子 訳〕
 10.1 科学技術の重要性
 10.2 科学について学ぶことが多くの人に「難しい」と思われているのはなぜか
 10.3 より学びやすくする
  10.3.1 なじみのある重要な状況を取り上げる
  10.3.2 用いる言語を意味あるものにする
  10.3.3 考えをわかりやすく可視化する
  10.3.4 言語モードを活用する
  10.3.5 具象/実体モードを活用する
  10.3.6 視覚モードを活用する
  10.3.7 身振りを活用する
  10.3.8 記号モードを活用する
  10.3.9 説明の明確性
 10.4 サイエンスコミュニケーションが効果的であったかどうかをどのようにして判断するか

第11章 サイエンスコミュニケーションと科学教育
ショーン・ペレラ、スーザン・ストックルマイヤー〔都築章子 訳〕
 11.1 はじめに
 11.2 1980年代,1990年代のサイエンスコミュニケーションと科学教育
 11.3 今日のサイエンスコミュニケーションと科学教育:変革の時
 11.4 探究を基本とする教授法
 11.5 変革の実行にまつわる問題
 11.6 教員研修プログラム
 11.7 効果的なサイエンスコミュニケーションの原理に基づいた教員研修の枠組み
 11.8 まとめ

第12章 科学系博物館における科学技術コミュニケーションの実践
レオニー・J・レニー〔渡辺千秋 訳〕
 12.1 はじめに
 12.2 意図に関する考察
 12.3 科学系博物館:科学館におけるサイエンスコミュニケーション
 12.4 利用者と展示物間の相互作用とサイエンスコミュニケーション
 12.5 博物館訪問の学習成果に関する研究
 12.6 科学館と科学系博物館における研究事例
  12.6.1 科学の本質とサイエンスコミュニケーションに関する利用者の考え
  12.6.2 Body Worlds and the Story of the Heart展に対する利用者の反応
 12.7 考察

【第X部 科学と社会のあいだの現代的課題でのコミュニケーション】

第13章 地球規模の気候変動を伝える
―― 論点とジレンマ ――
ジャスティン・ディロン、マリー・ホブソン〔西森年寿 訳〕
 13.1 はじめに
 13.2 気候変動科学と専門用語
 13.3 一般の人々は何を知り,信じているのか
 13.4 大気科学:論争と混乱の源
 13.5 一般の人々は何を,そして誰を信じているのか
 13.6 信頼についての論点
 13.7 一般の人々の信頼の水準
 13.8 気候変動についての教師の見方
 13.9 態度と行動を変える
 13.10 気候変動の伝達の障壁
 13.11 障壁を乗り越えるために
 13.12 まとめ

第14章 危機的状況下におけるサイエンスコミュニケーション
―― 重症急性呼吸器症候群(SARS)の事例から ――
イウン・チュン・リー〔標葉隆馬 訳〕
 14.1 はじめに
 14.2 科学とサイエンスコミュニケーションの役割
  14.2.1 レベル1:病気を理解し治療するためのサイエンスコミュニケーション
  14.2.2 科学コミュニティ内部におけるコミュニケーションへの影響
  14.2.3 レベル2:政策決定のためのサイエンスコミュニケーション
  14.2.4 レベル3:科学と市民活動
 14.3 世界保健機関(WHO)の役割
 14.4 情報通信技術(ICT)のインパクトとマスメディア
 14.5 得られた教訓と今後の課題

第15章 サスティナビリティのためのコミュニケーションの挑戦
ジュリア・B・コベット〔東島 仁 訳〕
 15.1 はじめに
 15.2 サスティナビリティの用例と修辞的な用法
 15.3 サスティナビリティを実践する
 15.4 高等教育におけるサスティナビリティ
 15.5 サスティナビリティ・サイエンス
 15.6 サスティナビリティに向けたコミュニケーションの挑戦

第16章 21世紀における地域固有の知識体系の価値
ヨナ・セレティ〔吉田実久 訳〕
 16.1 はじめに
 16.2 地域固有の知識体系の定義
  16.2.1 なぜ地域固有の知識体系を学ぶのか
 16.3 IKSの認識論とは何か
  16.3.1 IKS認識論の構成要素
 16.4 西洋近代科学とその批評
 16.5 IKSと民主主義政治の探求
 16.6 科学知識体系を豊かにする

第17章 サイエンスコミュニケーション
―― 人類の帰結 ――
クリス・ブライアント〔川本思心 訳〕
 17.1 はじめに
 17.2 創発現象
 17.3 意識のいくつかの特質
 17.4 信念体系とサイエンスコミュニケーション
 17.5 サイエンスコミュニケーション:成功か失敗か
 17.6 サイエンスコミュニケーションの新たな問題
 17.7 サイエンスコミュニケーションとインターネット
 17.8 まとめ

【付録】
1 さらなる探究に向けて
2 著者紹介
3 訳者紹介
4 訳語一覧

索引
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