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目次
契約履行の動態理論U
A5判/上製/592頁
初版年月日:2013/10/15
ISBN:
978-4-7664-2086-9
 
(4-7664-2086-1)
Cコード:C3032
税込価格:9,350円
契約履行の動態理論U
―弁済受領論

目次

はじめに

 第一部 瑕疵担保責任論
第一章 危険負担論
 一 二つの「危険」概念
 二 ドイツ民法典における売主危険負担主義の制定
  1 「売買における危険の負担」提案
  2 第一委員会の決議
  3 ドイツ民法典における危険負担制度の成立
  4 小 括
 三 種類債務の特定と危険負担の関係
  1 ドイツ民法典における特定制度の成立
  2 特定の時期と拘束力
  3 ドイツ民法典旧第二七九条
  4 特定と弁済提供の関係
  5 変更権
  6 小 括
 四 給付危険と対価危険の関係
  1 給付危険と対価危険の関係
  2 民法第四八三条の意義
  3 小 括

第二章 特定合意論
 一 瑕疵ある目的物による特定
  1 ドイツ法の瑕疵担保責任の構造
  2 ドイツ法における特定と瑕疵担保責任の関係
  3 種類売買への瑕疵担保責任の適用問題
  4 私 見
 二 特定の合意
 三 小 括
  1 はじめに
  2 種類債務の特定
  3 瑕疵ある物による特定
  4 商法第五二六条との関係
  5 合意による特定と特定物売買

 第二部 契約不適合論
第三章 商法第五二六条論
 一 序説
 二 一般ドイツ商法典第三四七条
 三 ドイツ法の体系
  1 ドイツ民法典旧第四六四条
  2 ドイツ商法典第三七七条
  3 履行としての受領と商品の承認
 四 「受領」概念の機能
  1 商法第五二六条の制定過程
  2 「受領」概念の機能
 五 展 望

第四章 商法第五二八条論
 一 はじめに
 二 種類売買における瑕疵物と異種物の区別
  1 一九世紀ドイツ商法学説
  2 ドイツ普通法学説
  3 ゴルトシュミット理論
  4 ゴルトシュミット理論以降
 三 ドイツ商法典第三七八条の成立
  1 一般ドイツ商法典第三四七条をめぐる判例
  2 ドイツ商法典第三七八条の制定
 四 ドイツ法における瑕疵概念の変容
  1 瑕疵担保責任と商法典第三七八条の不調和
  2 客観的瑕疵概念から主観的瑕疵概念への移行
   (1) 客観的瑕疵概念と主観的瑕疵概念
   (2) 特定物売買と瑕疵概念
   (3) ドイツ商法典第三七八条と瑕疵概念
  3 ドイツ商法典第三七八条の削除
 五 商法第五二八条の命運

第五章 二つの「受領」概念
 一 序説
 二 契約不完全履行の抗弁
  1 ヘエルヴァルト理論
  2 ベール理論とプフタ理論
  3 「受領」をめぐる二つの理論
 三 種類売買への瑕疵担保責任の適用
  1 適用否定説
  2 適用肯定説
 四 ドイツ民法典第三六三条の制定
 五 小 括

第六章 契約不適合と期間制限
 一 現行法の問題点
  1 売主瑕疵担保責任の期間制限をめぐる解釈
  2 裁判外での権利行使の態様
  3 種類買主の権利制限理論の評価
  4 評 価
 二 期間制限の主観主義と客観主義
  1 客観主義――ドイツ法
  2 主観主義――ヨーロッパ売買法原則
  3 評 価
 三 解決提案
  1 条文提案
  2 買主の通知義務
  3 期間制限のシステム
  4 残された問題

 第三部 主観的不能論
第七章 種類売主の調達責任
 一 「種類は滅失せず」
 二 最高裁判所昭和三〇年判決
 三 評 釈
  1 論理構成
  2 特定の時期
  3 限定種類債務の保存義務
 四 種類債務法理
 五 結 び

第八章 契約モデルの変容
 一 はじめに
 二 ローマ法に由来する種類売買法理
  1 古典期ローマ法における諾成売買
  2 ユス・コムーネの種類売買法理
  3 テールの分離理論
 三 プロイセン法に由来する種類売買法理
  1 プロイセン法の供給契約
  2 供給契約概念の解消
  3 イェーリングの供給理論
 四 種類売買法理の展望
  1 歴史的概観の成果
  2 種類債務の特定の意義と限界
  3 種類売買法理の再構成
  4 売買法の再構成への展望

第九章 他人物売主の担保責任
 一 追奪担保責任制度の沿革
 二 民法第五六一条の法的性質論
  1 他人物売主の担保責任の法的性質論
  2 担保責任の法的性質論と損害賠償論
  3 民法第五六一条の担保責任の法的性質
 三 民法第五六〇条の法的性質論
  1 第五六〇条の意義をめぐる議論の整理
  2 権利移転義務と担保責任との関係
   (1) 権利移転義務一元論
   (2) 目的物引渡義務一元論
   (3) 権利移転義務・引渡義務二元論
  3 担保責任と債務不履行責任との関係
   (1) 判例法理
   (2) 民法第五六〇条の適用領域
   (3) 類型論批判とその克服
   (4) 権利調達義務と調達保証責任
 四 担保責任の法的性質論への展望

 第四部 結 論
第一〇章 総 括
 一 履行としての受領
 二 担保責任から債務不履行責任への移行
  1 担保責任の系譜
  2 追奪担保責任の帰趨
  3 瑕疵担保責任の帰趨
  4 小 括
 三 債務不履行と履行としての受領
  1 種類売買における買主の救済法理
  2 履行としての受領による債務の履行
  3 履行=特定合意後の瑕疵担保責任
  4 履行=特定合意の錯誤と債務不履行責任の再生
  5 同時履行の抗弁と履行の証明
  6 特定物売買の特殊性
 四 担保責任の統合


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条文索引
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