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目次
はじめて学ぶ社会調査
A5判/並製/176頁
初版年月日:2012/10/31
ISBN:
978-4-7664-1979-5
 
(4-7664-1979-0)
Cコード:C3030
税込価格:2,200円
はじめて学ぶ社会調査
リサーチ・マインドを磨く8つのレクチャー

目次

はじめに

第1講 科学観の変化と社会調査
第1講のねらい
1 原型としての経験主義
2 実証主義と論理実証主義
3 反証主義
4 パラダイム論
5 パラダイム論以降の科学観―科学知識の社会学、実験室の人類学―
6 社会調査の科学としての特徴
第1講のまとめ


第2講 よく使われる言葉の意味
第2講のねらい
1 理論
2 概念、定義、指標化
3 変数
4 尺度
5 加算尺度
6 信頼性と妥当性
第2講のまとめ


第3講 社会調査を始めるために
第3講のねらい
1 社会調査が必要か確認する
2 公表されている社会調査データを利用するときの留意点
3 社会調査にはどんな方法があるか
4 データの収集方法を選択する
5 知りたいこと(テーマ)をはっきりさせる―文献の使い方・探し方―
第3講のまとめ


第4講 量的データの収集方法―質問紙調査―
第4講のねらい
1 質問紙調査とは
2 質問紙調査の種類
3 質問紙調査の各方法の特徴
4 質問紙調査における対象者の選び方
5 サンプリングのための台帳
 (1) 住民基本台帳
 (2) そのほかの台帳
6 サンプリングの主な方法
 (1) 単純無作為抽出法
 (2) 系統抽出法
 (3) 多段抽出法と層化抽出法
7 質問紙の作成で留意すべきこと
 (1) 実物の質問紙を参考にしよう
 (2) 既存の尺度を活用しよう
 (3) ワーディングに注意しよう
 (4) 質問文の並べ方に注意しよう
 (5) 選択肢の作り方に注意しよう
 (6) 最大限にプリコーディングされた質問紙を作成しよう
 (7) できあがったらしっかりチェックしよう
8 質問紙の作成以外で留意すべきこと
 (1) 調査の実施前に準備すべきこと
 (2) 質問紙を回収するときに必要なこと
 (3) データの入力とチェックの仕方
第4講のまとめ


第5講 量的データの分析方法
第5講のねらい
1 単純集計
2 2変数の関連の分析
 (1) クロス集計
 (2) 平均値の差と相関係数
3 統計的検定
 (1) 基本的な考え方
 (2) χ(カイ二乗)検定
 (3) t検定
 (4) 一元配置分散分析と多重比較
 (5) 相関係数の検定
 (6) 対象者が一定数以上のデータについて統計的検定を行う意味
4 疑似相関と因果の方向性
5 変数のコントロール
6 多変量解析
 (1) 従属変数がカテゴリー変数の場合の多変量解析
 (2) 従属変数が量的変数の場合の多変量解析
 (3) 因子分析
第5講のまとめ


第6講 質的データの収集方法―インタビューと参与観察―
第6講のねらい
1 インタビュー、参与観察、フィールドワーク
2 インタビューの種類と特徴
3 インタビューにおける対象者の選び方
4 インタビューガイドの作り方と使い方
5 インタビュー進行上の留意事項
6 そのほかの準備
7 インタビュー終了後に行うべきこと
8 参与観察について
第6講のまとめ


第7講 質的データの分析方法
第7講のねらい
1 グラウンデッド・セオリー・アプローチ―B.グレイザー・A.ストラウス『死のアウェアネス理論と看護』を事例として―
 (1) 『死のアウェアネス理論と看護』の概要
 (2) コーディングの方法
2 エスノグラフィー的方法―W.ホワイト『ストリート・コーナー・ソサエティ』を事例として―
 (1) エスノグラフィー的方法とは
 (2) 『ストリート・コーナー・ソサエティ』のねらい
 (3) 分析結果―エピソードと洞察―
3 心性史的方法―P.アリエス『<子供>の誕生』を事例として―
 (1) 心性史的方法とは
 (2) 『<子供>の誕生』のねらい
 (3) データと分析結果
4 エスノメソドロジーの会話分析―秋葉昌樹「保健室のエスノメソドロジー」を事例として―
 (1) エスノメソドロジーの会話分析とは
 (2) 「保健室のエスノメソドロジー」のねらい
 (3) データと分析結果
第7講のまとめ


第8講 社会調査の倫理
第8講のねらい
1 社会調査と倫理の制度化
 (1) 社会と社会調査の複雑な関係から倫理へ
 (2) 倫理の制度化の動き
2 倫理原則と倫理審査
 (1) 5つの原則
 (2) 有意義さの原則と不利益最小化の原則
 (3) 説明と同意の原則
 (4) 説明文書と同意書
 (5) 依頼文書と承諾書
 (6) 拒否権保証の原則
 (7) プライバシー保護の原則
 (8) 著作権
第8講のまとめ


補講 量的データや質的データを分析して何がわかるのか―「対話的構築主義」の観点から―
1 はじめに
2 質的データとは何であり、それを分析して何がわかるのか
3 量的データとは何であり、それを分析して何がわかるのか
4 まとめ


付録1 よく使われる言葉の意味のリスト
付録2 質問紙と対象者への説明文書の見本
付録3 量的データを分析するためのSPSSの操作手順
付録4 論文や報告の構成について
付録5 文献案内
索引
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