荷風と市川

はじめに
一 麻布をあとに 1 偏奇館炎上 2 流浪の旅へ 3 帰京の思い 二 市川の発見 1 杵屋五叟との縁 2 よみがえる創作意欲 3 相磯凌霜との再会 4 ラジオ問題と杵屋家との確執 5 日常生活の回復
三 小西家に寄寓 1 執筆活動の本格化 2 小西メモの発見 3 活発化する散策活動 4 蔵書盗難事件 5 幸田露伴の葬儀 6 小西家に泥棒入る 7 養子廃嫡騒動 8 文学談義に花が咲く 9 広がる散策/洪水騒ぎ 10 来客多忙 11 好日鼎談 四 「同居人荷風」以後 1 浅草通いの復活 2 観察と描写の妙 3 『四畳半襖の下張』事件 4 相次ぐ文学者らの来訪 5 小西家を去る 6 小林修のこと 7 小西茂也の仕事 8 上演された荷風の作品
五 小西茂也の見た永井荷風 1 『三田文学』の座談会 2 「荷風先生の生活」 六 晩年まで 1 文化勲章受章 2 カバン紛失事件とお歌の来訪 3 荷風と日記 4 幻の東京オリンピック/ノエル・ヌエットとの縁 5 荷風の死
荷風と水――むすびにかえて
あとがき
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