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目次
転換期の東アジアと北朝鮮問題
A5判/上製/240頁
初版年月日:2012/03/30
ISBN:
978-4-7664-1919-1
 
(4-7664-1919-7)
Cコード:C3331
税込価格:4,180円
転換期の東アジアと北朝鮮問題

目次

はしがき

序論 金正恩体制の形成─体制変化と政策継続   小此木政夫
 はじめに
 1 金正日の遺産と金正恩の課題
 2 急進展した金正恩体制づくり
 3 王朝的伝統政治への回帰か
 4 金正恩政権との交渉は可能か
 おわりに――本書の構成

第1部 転換期の東アジアと米中

第1章 変わる世界と米国の東アジア外交
     ――オバマ政権の対北朝鮮政策への含意   中山俊宏
 はじめに
 1 オバマ外交の世界認識
 2 「アメリカ後の世界」における米国の東アジア外交
 3 オバマ政権の対北朝鮮政策における継続と変化
 おわりに

第2章 中国の朝鮮半島政策の変化と中韓関係   李熙玉
 はじめに
 1 変化する北東アジアと朝鮮半島
 2 新たな朝鮮半島政策の目標
 3 中国と南北朝鮮の二国間関係の調整
 おわりに――中韓関係のジレンマ

第3章 転換する中国外交と中朝関係   加茂具樹
 はじめに
 1 外交方針としての「和諧世界の構築」
 2 「周辺」外交における「和諧世界の構築」の実践
 3 転換する「周辺外交」
 おわりに

第4章 転機を迎えるロシアの朝鮮半島政策
     ――中露関係の変化を手掛かりに   兵頭慎治
 はじめに
 1 ロシアのアジア外交の基調
 2 朝鮮半島に対するロシアの基本姿勢
 3 変化するロシアの対中姿勢
 おわりに

第2部 北朝鮮問題の現状と展望

第5章 転換期の北朝鮮外交政策――変化と持続のジレンマ   「鍾尹
 はじめに
 1 転換期の北朝鮮外交の変化に対する分析的アプローチ
 2 北朝鮮外交の変化の様相とその限界
 3 北朝鮮外交の持続性と外交政策の変化可能性
 4 外交政策の矛盾と克服のジレンマ
 おわりに――北朝鮮外交の未来と金正恩時代

第6章 李明博政権下の南北関係―評価と展望   文正仁
 はじめに
 1 「進歩10年」の南北関係――和解協力戦略
 2 李明博政権の対北朝鮮政策基調
 3 李明博政権と南北関係―経験的評価
 4 李明博政権の対北朝鮮政策、何が問題なのか?――原因分析
 おわりに――展望と提案

第7章 日米韓連携の深化と韓国の課題   西野純也
 はじめに
 1 日米韓連携重視の対北朝鮮政策
 2 日米韓による安全保障連携の進展
 おわりに

第3部 新しい地域秩序の胎動

第8章 六者会合の国際政治――六者会合に見る北東アジア秩序   崔鍾建
 はじめに――北朝鮮核開発と北東アジアの国際政治:
  六者会合は国際政治において何を意味するか?
 1 六者会合体制の展開
 2 六者会合を通じて見る北東アジア秩序
 おわりに

第9章 日中韓3カ国協力の可能性と「2対1」の論理
     ――東アジア統合のイニシアチブへ向けて   寺田貴
 はじめに
 1 歴史面と2対1の論理
 2 経済面と2対1の論理
 3 軍事面と2対1の論理
 4 2対1の論理を超えて
 5 日中韓は東アジア共同体を主導できるのか
 おわりに

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