Contents
目次
愛と戦いのイギリス文化史 1951―2010年
A5判/並製/486頁
初版年月日:2011/09/30
ISBN:
978-4-7664-1878-1
 
(4-7664-1878-6)
Cコード:C0022
税込価格:3,520円
愛と戦いのイギリス文化史 1951―2010年

目次

はじめに    川端康雄

序章1 1951年――イギリス祭の「国民」表象    川端康雄
序章2 文化とは何か――20世紀後半イギリスの文化と社会    河野真太郎

第T部 階級・くらし・教育
第1章 ロンドン・アイからダブル・アイへ――1950年代の若者たち、そして労働者たち    大貫隆史
第2章 文化としてのストライキ――1970年代の労働運動    近藤康裕
第3章 教育市場の「ヒストリー・ボーイズ」――メリトクラシー/ペアレントクラシー    井上美雪
第4章 芸術とコミュニティ――「創造」というマーケット    横山千晶

第U部 ポピュラー・カルチャー
第5章 テレンス・コンランの食と住のデザイン――「スープ・キッチン」と「ハビタ」 をめぐって    福西由実子・川端康雄
第6章 ビートルズ――時代と階級・言葉と身体力・セクシュアリティ    武藤浩史
第7章 かくも長き異境のくらし――ジョージ・ベストとマンチェスター・ユナイテッドの日々    川端康雄
第8章 スクール・オヴ・パンク――パンク・サブカルチャー再考    板倉厳一郎

第V部 からだ・性・福祉
第9章 「母性愛」の精神分析――ボウルビズムのイデオロギーをめぐって    遠藤不比人
第10章 「トップ・ガールズ」のフェミニズム――キャリル・チャーチルの仕事をめぐって    エグリントンみか
第11章 「同性愛」と「寛容な社会」――解放と容認の時代?    野田恵子
第12章 ブリタニア病院を立て直せるか――からだ、医療、福祉をめぐる諷刺と論争    秦 邦生

第W部 メディア
第13章 イギリス「国民」の肖像――ドキュメンタリー運動からニュー・ウェイヴまで    佐藤元状
第14章 王室とメディア――国民統合の装置としての王室祭儀    泉順子
第15章 ブリジット・ジョーンズの「自由」――サッチャリズムとポスト・フォーディズムの行方    清水知子
第16章 YBAの時代――イギリス現代美術と「センセイション」     小泉有加

第X部 グローバル/ローカル
第17章 イギリスの対外文化政策――冷戦、脱植民地化、そしてヨーロッパ    渡辺愛子
第18章 ベケット、ナボコフ、そして文化冷戦――「モダニズム文学」の制度化    大田信良
第19章 煉瓦とコンクリート――セント・パンクラス駅再開発からグローバリゼーションへ    木下誠
第20章 イギリスの解体――ウェールズ、炭坑、新自由主義    河野真太郎
第21章 多文化主義、(新)自由主義、テロリズム――ハニフ・クレイシと現代英国の文化闘争    中井亜佐子

終章 2000年代へ――新ミレニアムの門口で    川端康雄

Columns
ふたりのハロルド――首相群像(1)/古兵、鉄の女、失業経験者――首相群像(2)/「クラス」か「lコミュニティ」か?――ニュー・レイバーの自負と偏見/エシカル・コンシューマリズム/スカ、レゲエ――英国ポピュラー音楽の一源流/『グーン・ショー』――戦後お笑い文化の始まり/風が吹くとき、人びとが動くとき/サッカー場の変貌/道徳の政治学――「性の革命」とモラル・パニック/ウェルフェアからワークフェアへ/ミス・マープルはカレンダー・ガールになるか――新しい老いの可能性/英国バイオテクノロジーの転回/展開とSF的想像力/『カリブの声』――カリブの作家たちとメディア/『イーストエンダーズ』――イギリスで最も危ないソープ・オペラ/ポピュラー・カルチャーと政治宣伝――ザ・スミスの場合/植民地主義に向き合う――「マウマウ戦争」の記憶/『ブラック・ウォッチ』に見る「スコットランド」のアイデンティティ/都市は誰のもの?――ドックランズ再開発とグローバリゼーション/ブレア、ブラウン、キャメロン――首相群像(3)

参考文献 
イギリス文化史年表 
地図
図版クレジット
索引 
編者・執筆者・編集協力者紹介 
ページトップへ
Copyright (C)2004-2024 Keio University Press Inc. All rights reserved.