法体系の概念(第2版)
法体系論序説 〔解説追補版〕

はしがき 略語 凡例
序論
T オースティンの法体系論 1 主権 2 存在の指標 3 同一性の指標 4 法体系の構造
U オースティンの理論:批判 1 主権の無制限性 2 人的服従について 3 主権の統一性 4 立法について 5 独立性について
V 規範理論の構成要素 1 規範的言明 2 規範の構成要素 A 規範の構造に関するベンサムの説明 B 規範の構造に関するケルゼンの立場 3 規範の存在 A 派生的な創造条件 B 派生的な消滅条件 C 原初的な存在条件
W 法の個別化について 1 個別化の問題 2 法の個別化へのケルゼンのアプローチ 3 ケルゼン対ベンサムー比較
V ケルゼンの法体系論 1 法体系の存在 2 同一性の指標 3 同一性の指標―根本規範の役割 4 同一性の指標―有効性の連鎖 5 法体系の構造 A 個別化に関する二つの選択的原理 B 一方の分類を他方の分類に投影することの可能性 C 静態的原理の優越性 6 独立的規範について
VI 諸規範の体系としての法体系 1 定言命令的規範 2 根本規範と動態的正当化 3 体系の構造とその体系に属する諸法の個別化 A 制限的要件 B 指導的要件 4 義務賦課法 5 権能付与法 A 服従法に関する覚書き
Z 諸法の体系としての法体系 1 法の規範性について 2 許可について 3 権利を設定する法について 4 発生的構造および作用的構造 A 強制的サンクションに関する覚書き
[ 法体系の同一性 1 非定時点的な法体系の同一性 2 定時点的な法体系の同一性とその所属資格 3 承認のルールについて A 法と紙に書かれた法との関係に関する覚書き
\ 法体系の存在について 1 実効性の原理について 2 幾つかの追加的な指摘
おわりに:源泉,規範性および個別化 1 源泉 2 個別化一般 3 権能付与的ルール 4 規範性 5 規範的言明
ラズの法体系論――『法体系の概念』の意義と課題―― (松尾弘)
訳者あとがき 復刊によせて 文献目録 人名索引 事項索引
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