インターネットが変える選挙
米韓比較と日本の展望

プロローグ
第1章 アメリカのインターネット選挙キャンペーンを支える文脈要因の分析 清原聖子 1 はじめに 2 大統領選挙制度の概観 3 情報通信技術の発達とメディア構造の変化 4 おわりに
第2章 ソーシャルメディアが変える選挙戦――アメリカの事例 前嶋和弘 1 はじめに 2 2008年選挙以前――既存のメディアを重視する「アメリカ型」選挙戦術 3 2008年選挙以降――ソーシャルメディアを使った政治マーケティングへ 4 結びにかえて――ソーシャルメディア選挙の行方
第3章 韓国におけるインターネット選挙――2002年と2007年の大統領選挙の比較 李洪千 1 はじめに 2 韓国の選挙制度と規則 3 インターネットと選挙 4 インターネット新聞の発達と多様化 5 おわりに
第4章 凋落するネット選挙、勃興するネット政治 ――韓国のネット規制と新たなデジタル・デモクラシー 玄武岩 1 岐路に立つ「デジタル・デモクラシー」 2 凋落するネット選挙 3 ネットが消えた2007年大統領選挙 4 忍び寄る規制の影 5 勃興するネット政治 6 政治になっての真正性 第5章 「見たいものだけを見る?」 ――日本のネットニュース閲覧における選択的接触 小林哲郎 1 はじめに 2 限定効果論としての選択的接触とそれに対する批判 3 ネット時代の重層的な選択的接触 4 2009年衆議院議員選挙ウェブ調査データ 5 ニュースサイトレベルでの選択的接触 6 記事内容レベルでの選択的接触 7 サイト別の党派的なネットニュース閲覧 8 ネットニュース閲覧への選択的接触 9 パネルデータを用いた縦断的分析 10 考察
第6章 米韓インターネット選挙と日本――変わる戦術、変わる政治 前嶋和弘 1 はじめに 2 米韓の選挙におけるインターネット利用 3 世界のインターネット選挙の「アメリカ化」 4 日本への教訓 5 まとめ
資料編 米国、韓国、日本の通信事情 清水憲人 1 携帯電話事情 2 ブロードバンド事情 3 ツイッターなどソーシャルメディアの提供 4 まとめ
索引
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