時代〈とき〉のなかの歌舞伎
近代歌舞伎批評家論

まえがき 序 章 劇評、時代をあらわすものとしての―何故、批評を書くのか? 第1章 團菊を知らない世代―三宅周太郎の位置 第2章 劇評の「近代」とは何か―三木竹二のしたこと 第3章 痴呆芸術論の行方―劇評家白鳥と劇通白鳥の間 第4章 エトランジェの問いかけるもの―小山内薫の焦立ち 第5章 「新歌舞伎劇」の行方―楠山正雄の苦笑 第6章 「ディレッタント」たちの光芒―小宮豊隆と木下杢太郎の撤退 第7章 歌舞伎美論の功罪―岸田劉生のアイロニイ 第8章 玄人の達人―鬼太郎の諧謔と青々園の常識 第9章 孤立する者の詩(うた)―折口信夫の傍観 第10章 アンファン・テリブルの見た幻―武智鉄二の詩と真実 第11章 さまざまなる意匠―その星座図 第12章 批評の根底―郡司正勝と戸板康二の発想と美学
あとがき 参考文献一覧 歌舞伎年表 索引
|