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目次
日中戦争期中国の社会と文化
A5判/上製/436頁
初版年月日:2010/06/25
ISBN:
978-4-7664-1758-6
 
(4-7664-1758-5)
Cコード:C3031
税込価格:6,380円
日中戦争期中国の社会と文化

目次

「日中戦争の国際共同研究」刊行にあたって   山田辰雄
まえがき   エズラ・ヴォーゲル(平野健一郎訳)

総 論 日中戦争期、中国の社会と文化の変容   平野健一郎
 はじめに 本巻の目的
 1 日中戦争下の中国の社会と文化
 2 本巻の構成 
 3 本巻の特徴と課題
 おわりに

第1部 戦争と文化政策
第1章 抗戦期中国国民党の教育政策とその効果   金以林(馬越麻紗美訳)
 1 戦時教育方針論争――「戦時教育も平時のように」
 2 戦時教育救済措置
 3 戦時教育改革とその成果
 4 戦時教育統制下における『党下教育』の検討

第2章 学人抗争――抗戦期、北平文教界に対する国民党の組織活動   桑兵(後井隆伸訳)
 1 北平・天津新聞への指導
 2 華北文化教育教会
 3 文史雑誌の編纂

第3章 日中戦争期、満洲国の宣伝と芸文――甘粕正彦と武藤富男   貴志俊彦
 はじめに
 1 日中戦争の勃発と宣撫宣伝機関の整理
 2 芸文と宣伝の結合
 3 太平洋戦争と「決戦芸文指導要綱」
 おわりに

第4章 官営化・教育化・普及化――抗戦期大後方映画の発展と転換   汪朝光(青柳伸子訳)
 1 官営映画製作の優越的な地位の確立
 2 映画の社会的造成と教育的機能の強調
 3 農村上映の推進による映画の普及
 おわりに――抗戦期大後方映画の発展経路転換の意義

 
第5章 民衆の歴史物語(ポピュラー・ヒストリー)
     ――占領期上海におけるアヘン戦争の映画化   ポシェク・フ(鷲谷花訳)
 1 
 2
 3

第2部 戦争の中の社会活動
第6章 日中戦争期上海のコレラ予防運動   福士由紀
 はじめに
 1 日中戦争期上海におけるコレラの流行状況
 2 上海防疫委員会の設立
 3 同仁会の上海への進出と占領行政への関与
 4 コレラ予防運動の展開
 5 コレラ予防運動の深化と保甲制度
 おわりに

第7章 日中戦争初期における上海難民問題の対処について   張建俅(三品英憲訳)
 はじめに
 1 上海事変前後の戦場における救護と戦傷兵保護
 2 上海難民の激増と新組織の対応
 3 上海国際委員会の難民救助活動
 結論
第8章 戦時中国の救済工作――国際紅十字会と世界紅卍字会の救済ネットワーク   小浜正子
 はじめに――戦時救済問題と近代中国の公共性
 1 中国紅十字会の戦時救済活動
 2 世界紅卍字会の戦時救済活動
 おわりに

第9章 日中戦争期中国の対米「国民外交」   土田哲夫
 1 中国国民党の戦時対外宣伝
 2 中国対米「国民外交」の開始
 3 「日本の侵略に加担しないアメリカ委員会」の結成と中国
 4 中国対米「国民外交」の成功とACNPJAの解消
 おわりに

第3部 戦争と社会・文化変容
第10章 日本軍占領と地域交通網の変容――山西省占領地と蒙疆政権地域を対象として   内田知行
 はじめに
 1 華北・蒙疆の鉄道・道路「愛護村」
 2 山東省占領地の道路建設
 3 蒙疆政権の道路建設
 おわりに

第11章 華北「治安強化運動」期における集合心性――1941―1942年   江沛(薮田麻夕子訳)
 1 日本軍――集団的残虐性、疎外およびその多様性
 2 傀儡政権ポスト就任者――戸惑いと一時の安逸、そして二面性
 3 平民――恐れと憎しみの交錯と多様性
 4 八路軍、遊撃隊――不屈と希望、そして複雑性
 むすび――民族主義と政治的言説を越えた視角

第12章 満州国首都「新京」の脱構築   ビル・シーウェル(斎川貴嗣訳)
 1 背景
 2 満州国の見せかけの革命
 3 新京の構想
 4 新京を展望する
 5 新京を経験する
 結論

第13章 満洲国の中国語文学におけるアヘン・中毒・ジェンダー   ノーマン・スミス(高光佳絵訳)
 はじめに
 1 満州におけるアヘン
 2 満州における中国語文学世界
 3 アヘン中毒の描写
 4 結論
 おわりに

第14章 抗戦期の郷村建設運動――失われた機会か、運命か、歴史か   チャールズ・ヘイフォード(加藤公一訳)
 はじめに
 1 郷村建設運動の意義
 2 公民的専門家意識と中華民国
 3 農村の発見と定県実験
 4 抗日民族統一戦線における郷村建設運動
 5 四川における平民教育運動
 6 政府の庇護の下で
 7 再び「姉共和国(ビッグ・シスター・リパブリック)」へ
 8 「中国農村復興聯合委員会」
 結論――失われた機会か、運命か、偶然か

あとがき
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