文学の子どもたち

序論 子どもの世界 柴田陽弘
第1章 絵本における子どもたち 石川 透
第2章 赤いネッカチーフの子どもたち ――中国少年先鋒隊文学の系譜 杉野元子
第3章 旅の子供たち――オスカー・ワイルドの童話の世界 河内恵子
第4章 驚異の孤児 ――ジム・ダッジ『ストーン・ジャンクション』における自己の探求 大串尚代
第5章 仮想化された子供――『星の王子さま』と子供時代 片木智年
第6章 ドイツ少女雑誌にみる少女像 ――十九世紀後半から第一次世界大戦まで細井直子
第7章 劇的な子ども――ブレヒト演劇の胎児、嬰児、障害児 平田栄一朗
第8章 イタリアの寓話 ――読者・作者・登場人物としての「こども」 白崎容子
第9章 おてんば少女の輝いた時代 ――スペイン女性作家たちによる児童小説 坂田幸子
編者あとがき
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