鑑賞 経営寓句

序にかえて 鳥居泰彦
T 貞徳/つかぬ鐘 宗因/白露や 季吟/年の内へ 猿雖/跡々は 西鶴/神力 芭蕉/この道や 路通/いねいねと 尚白/あながちに 去来/振舞や 凡兆/上行くと 嵐雪/黄菊白菊 來山/お奉行の 越人/涼しさは 許六/十団子も 涼莵/それも應 曲翠/おもふ事 気角/我雪と 鬼貫/我むかし 丈草/蚊帳を出て 北枝/焼けにけり 乙由/浮草や 馬光/霰ふる 希因/行く年や 也有/すがた見に 千代/わが風で
U 太祗/遅き日を 蕪村/二株の 嘯山/逆ひつ 麦水/秋霜の 寥太/世の中は 大江丸/つながるる 闌更/枯蘆の 召波/傘の上は 樗良/さくら散る 大魯/ふらついて 蝶夢/丈六に 五明/つく迄を 曉台/こころほど 白雄/春のあらし 青羅/燈火の 几董/おちぶれて 士朗/年々に 成美/蝿打て 乙二/死なぬ心 良寛/焚くほどは 抱一/つる引けば 一茶/ともかくも 梅室/愛相に
V 鳴雪/更へ更へて 竹冷/付きかけた 鬼城/生きかはり 漱石/玉か石か 虚子/涼しさは 青嵐/震災忌 東洋城/様見えて 亜浪/大北風に 水巴/櫛買えば 蛇笏/暖かく 風生/美しく 清邨/唖蝉も 素十/大榾を 三鬼/枯蓮の 草田男/のぼりゆく 誓子/海に出て 夢道/朝顔の 郁乎/時代より
跋
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